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はじめての霊柩車(寝台車)運転

どうも~。終活日日是好日不動産のスエビバです!
今日は僕がはじめて霊柩車(寝台車)を運転した時のことを書いてみようと思います。いつ、不動産のこと書こうかなぁ~と考えていますが(笑)

これまで書いてきた通り、僕はあるNPO団体が運営している遺体安置所で働いておりました。
こちらの施設では、ご遺体をお預かり(安置)するだけでなく、実際に病院や警察にも故人様をお迎えにあがっていました。
なので、当然のように霊柩車(寝台車とも呼びます)があります。

不動産営業をしていましたので、ご案内の際はよくお客様を乗せお部屋探しをしていましたので、多少運転には自信がありましたが。。
霊柩車はどうなんでしょう??もちろん、乗ったことはありません。
いやいや、死ぬまで乗ることはないと普通に思っていましたし、まさか運転するとは。。
子どものころは、霊柩車をみると親指をしっかり隠していましたからね。。

僕が運転していたのはTOYOTAのエスティマを改造した霊柩車になります。
↓この白いタイプのエスティマです。

外から見ても普通のエスティマとなんら変わりはありません。
ただ、車内はこんな感じです。↓

ストレッチャーが搭載できるようになっております。
後部座席は2名乗れます。


僕が運転していた霊柩車は運転座席と後部座席の間に間仕切りがあるタイプでした。バックミラーは全く意味がなく、サイドミラーとバックモニターが頼りです。間仕切りのおかげで、運転席は狭く、正直運転しやすいものでありませんでした。間仕切りは後部座席を冷房で冷やしやすくするためだったかと思います。

試運転で公道を走った時の緊張感は半端なかったですね。
はじめての経験ですから、慣れるまでたくさん練習しました。
ストレッチャーを車に乗せるたり、降ろしたりするなど。
これがなかなか慣れるまではうまくいかなかったりします。

はじめて、故人様をお迎えに行くときは、ガチガチだったことを思い出します。しかも、お迎え先は杏林大学の三鷹キャンパスの解剖室でした。
自宅の玄関を出た廊下の前でお亡くなりになられていたので、検視→解剖になった案件でした。未経験の僕が当然一人でお迎えに行ける訳がないので、施設オープンにあたり、色々と教えていただいている葬儀社の社長さんと途中で合流をしお迎えにあがり施設まで搬送しました。
とにかく、後部座席には今まで生きた人しか乗せたことがなかったので、本当に今まで経験をしたことがないような緊張感で帰路についたことを思い出します。

※病院などの霊安室は、人目につきにくい場所にあるので、駐車スペースなどが狭く、本当に苦労した経験が多々あります。

東京に来て1ヶ月ぐらいは心身ともに気が張っていましたね。。
ではでは、次回は安置とその夜。について書こうと思います。


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