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在宅勤務から1週間で頭がおかしくなり始めてきた

突然の在宅勤務命令からおよそ1週間が経った。

最初は多少の問題がありながらも上手くやれるだろう、と思っていたが、途中から途端に雲行きが怪しくなってきた。

びっくりするくらい人と話す機会が減ってツラい

家で仕事をしている間は当たり前ですが1人。気分転換に散歩をしていても。更にスーパーでの買い物や外食をしても、店員さんとちょっとしたやりとりくらいで、それが終われば1人。咳をしても1人。とにかく人と話す機会が激減した。

前回は人と話せないのが少しキツイなー、くらいだったのが、1週間くらい経ってかなりキツくなってきた。
オフィスにいる時って、仕事の話や他愛もない話が結構な息抜きになっていたんだな…。
ちなみに、この辺は人によっては「作業通話」といった形で、通話機能をつけっぱなしにし、作業音やちょっとした雑談をしながら仕事を進めている人もいるらしい。

人との会話が一切なくなったことを、「社会からの断絶」と頭の中で呼んでいたんだけど、その呼び方もあながち大げさではないというか、ワンオペ育児やら、独居老人の増加やら、老老介護やら、日本社会に横たわる問題は、人と話す機会がなくなってしまうことがツラさの第一歩になるのではないか、と結構真面目に考えてしまった……。
会話というのは応答が出来る他者がいて初めて出来る……。

社会への接点を求めるがあまり、その日着ていた服を撮り始めました。

1日の楽しみが音楽とご飯しかなくなってツラい

人との会話がなくなるため、それに代わる何かしらの楽しみを見つける必要があった。しかし、当然ながらその間は仕事しなければならない。となると、自然に出来ることは限られてくる。
器用な人はドラマやアニメを観ながら自身の業務をこなすと聞いたのだが、僕は無難に音楽を流しながら仕事を進めることにした。いつもは触れないジャンルだったり、興味はあったけど聴けていなかったアーティストの曲を聴くことができた。Spotifyは偉大。

また、昼食休憩では、普段滅多に食べる機会のない自宅付近のランチをいただくことで、少しでも特別なイベントを楽しむような気持ちで食事をするよう心がけた。
外装から気になっていたお店が食事も内装も素晴らしかったり、チェーン店でも期間限定のメニューを選んで特別感を出したり。

これだけ工夫したものの、会話によるリフレッシュには敵わなかった。何とか楽しみを得るべくもがき苦しんだ結果、食事の量が増え、間食の回数も増えました。この生活が続いたら絶対悪い方に太る。

ユニコーンには全てがある。

やるタスクがなくなると途端に暇になってツラい

当初は受け持っていたタスクを進めることで、その日の仕事を終えていたのが、やるタスクがなくなってくると、仕事の進みが明らかに悪くなり始めてきた。
更に直近のタスクを片付けると、残ったものはドキュメント整理等の「やっておいた方が良いけど、別にやらなくても問題はない」類のタスク。これも大事な仕事ではあるんだけど、やった後の達成感が低いのが難点。

「暇になったら休めばいいじゃない」とお思いの方もいらっしゃるかと存じますが、あまり休憩ばかりしてもイマイチ休まらないと言うか、良心の呵責がすごくなり体力の代わりに気持ちがすり減ってくる。
タスク終わらせた時間を見たらあと半日残ってた、が一番キツかった。何か新しい作業に取り組むには体力も消費しているし、残っている時間が中途半端で手をつける気も起こりにくい……。

結局どっちが良い?

その時々で柔軟に勤務体制を変えることが出来るのが良い、という身も蓋もない結論になりました。

ずっと在宅勤務は流石に極端、というのが1週間程度在宅勤務を続けて感じた一方で、ずっと通勤というのも極端な勤務体制だな、とも考えました。
満員電車で片道数十分かけての通勤は確実に人の体力を削っているし、それが作業効率を下げているようにも思えます。実際、在宅勤務の間は身体的な疲労はそこまで出なかったので。

在宅勤務を許容する企業が増え、在宅勤務のノウハウが共有されるようになれば、社会全体で柔軟な働き方が許容され、労働力の確保やら働き方改革やらもできるんじゃなかろうか。

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