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難民居住区と難民キャンプの違い

難民居住区を訪問した話 

(ザンビアのメヘバ)


そもそも難民居住区ってどんなとこ?


最初に思ったのは難民キャンプとは何が違うん?ってこと


そこで活動してる人に質問してみたら

帰ってきたのはこう

難民キャンプは一時的に住む場所
難民居住区は定住する場所


国のせいで自分の国から逃げてきて、

そこに定住しなくては行けなくなった人たち


普通の旅行ではできない経験と思い

遠いけど、行くことを決意‼︎

(協力隊の同期が活動していて、案内してもらった)


ザンビアの北西にあたるメヘバ地区

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首都ルサカからメヘバまでバスで14時間

(今回のアフリカ旅行は安く済ます為に長距離バス使いまくろうと思ってたけど、さすがに長すぎて心が折れそうやった)


難民の内訳は

コンゴ民主共和国 (約48%)

アンゴラ (約28%)

ルワンダ (約14%)

ブルンジ (約8%)


なぜコンゴ民主共和国から約1万人も逃げて来なければならなかったのか?

気になり、調べてみると

非常に胸が痛む記事だった。

同じマーケットで買い物をしていた人が

急に刃物や弓矢で襲ってきたのだ。


数百の住人が殺され、家や農地も燃やされた。


なぜそんな事が起きるのか、原因はまだ分かっていない


しかし村人たちは大統領が

選挙を延期する口実のために行なっていると予想している

情勢悪化で選挙が延期になる可能性があると

報じられてすぐに虐殺が始まったからだ。


そんな事のために数百もの人が殺されてしまう…


さらに約700万人の国内避難民が存在し

(約埼玉県の人口)


人道的支援が必要な人が1300万人もいるのだ

(約東京都の人口)


国境を正規に渡る事が出来ず、海を小さな船で渡る人なども多く存在する

エジプトから地中海を渡りヨーロッパへ

コンゴ民主共和国から湖を渡りウガンダへ

インドネシアから海を渡りオーストラリアへ


渡れれば良いが、転覆し何人もの死者が出るケースも少なくない。

逮捕されるケースもある

今、私がいるパプアニューギニアのマヌス島には

オーストラリアへ渡ろうとした難民を収容する

難民キャンプが存在する

今は別の場所に移動してしまったが、

シリアやイラン、スーダンからの難民も生活していたそう


マヌスに住む人から聞くと、

何人もの人が自殺したそうです。


オーストラリアへ入国しようとした人のうち、男性をマヌス島、女性をナウルという国に収容し、会えないようにしたのです。

収容所では暴力をされ、村人からも酷い態度をされ、

終わりの見えない生活が苦しかったのかと思います。

中には自殺を試みたが失敗し、病院で目が覚めた瞬間自分の首を爪でかきむしって亡くなった人もいるそうです。


そんな環境を変えようと立ち上がったグループの先頭にスーダン人がいたそうです。




話をザンビアに戻すと、

ここには市場、クリニック、学校があって

環境も割と整っている。

(この町から外に出る時に許可が必要やったり、大変なこともあるけど、、、)

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現地の村人が少なく、ほとんど全員が難民

だから比較的、平和なのかなと思う


親世代にこの難民キャンプまで果てしもない距離を逃げてきて、

ここで生まれたこどもたち

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子どもたちはみな活き活きと暮らしている

この子たちはこれからどういう人生を送るんだろう、、


何か私にもできる事があれば、、



日本にも難民が来ており、手助けをする団体がある

そこでは日本で生活していくために

日本語や日本の制度を教育したりもする


中東地域からも難民が来ているらしく、

アラビア語での通訳も必要とされているらしい。

今後、自分が関わっていきたい分野の一つ

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最後まで読んでもらえて嬉しいです