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私の積読が増える理由

私に読んでもらえる日を心待ちにしにしながら本棚で眠っている本たちを尻目に、今日も新しい本との出会いを探してネットを徘徊している。

そんな時間があるなら読書すればいいし、心の中では「買ったら読んで、読んだら買う」がしたい。「買った本を眠らさないで、ちゃんと味わって、さあ次の本へ」が理想。だけど、そうは問屋が卸さない。

私は(在宅で)働きながら子育てをして、家事も大半を担っている身。
通勤時間はない(から電車で読書はできない)し、仕事が終われば家事育児の時間になる。自由になる時間が少ないうえに、他にしたいこともたくさんある。面白そうな本を探したり、本のレビューを読んだり書いたり、犬と戯れたりする時間も好きだし、本を買って、本棚に並べて、眺めるのも大好き。

私の洋書の読書目標は1週間に1冊。読む時間が少ない分、読むスピードで読書量が決まるけど、読むのはそんなに速くない。私の場合、実測で175WPMくらいだから、計算すると1ページのワードカウントの平均が500W(Margin 1 inch, 12pt Times New Romanでの標準が500w説を使用)だとして、集中して読めれば大体見開き5~6分。つまり300ページの本1冊読むのに15時間くらいかかる計算になる。ノンネイティブなら許される範囲かもしれないけど、時間がない身なので欲を言えばネイティブの普通くらい(200~250WPM)か、もう少し速いくらいのスピードで読めたらどんなにいいだろうと思う。もし400WPMで読めたら1冊6時間くらいで読めてしまうということで、そしたら私の積読本もどんどん減っていくに違いない。

速読はできないけど、深く考えずにさーっと読んでいくだけなら斜め読みもできなくはない。興味の無いシーンはそんな感じで読み飛ばすことだってある。けどやっぱり、せっかく読むならちゃんとその世界に浸りたいし、得られるものを少しでも多く拾いながら読みたいと思うから、さっさっさ~と速く速く読んでいく読み方を目指すことはしたくないなと思う(物語に入り込めないときはやることもあるけれど)。

私の好きなジャンルはフィクションで、つまり別世界を疑似体験するための読書がしたいわけで、だからどうせなら本はまとまった時間があるときに読むほうがいい。隙間時間で少しずつ読み進めるのは、本の中の架空世界と現実世界を、短時間で頻繁に行ったり来たりしなくちゃいけなくて、それができる精神力は私にはない。だから時間が無いくせに、できれば30分以上の時間が取れる時に読もうと日々思ってる(から、なかなか読み進められない)。

確かに、読書時間がたっぷり取れる人、速く読める人がうらやましいと思うこともあるけれど、私が少しでもそこに近づくには何かを犠牲にしないといけない。でも今の私は、今いる場所、家族、仕事が大切だし、幸せだと思ってるから、その時間を何としてでも強引に読書に充てようともがくのは自分的に違うと感じる。だから本に鼻をうずめて読むほどの読書家とはいえないかもしれないけれど、本から得られる貴重な体験を大切にしたいし、胸を張って読書が好きだと言いたい。だから私の読めるスピードで、読める分だけ、楽しめる範囲で読む、ということを目標にしようと思っている(けど、WPMを上げる努力は続けたい)。

そういうわけで積読は増え続けるばかり。だけど、それはそれで、私は私で幸せなんだってことを言いたかった。旦那にはいつも(本棚の重さで)「家の床の底が抜けないようにしてくれよ」と言われるけど、それもわが家の笑い話になっている。

余談。それで先日、私の誕生日だったので旦那にKindleを買ってもらった。
色のかわいい広告なしのものが欲しくて、在庫がなくて入荷待ちだったけど、待ってもいいからと安くなってるタイミング(プライムデー)で買ってもらった。ついに私もKindleデビュー! 今はスマホのKindleアプリで読んでいて目がシパシパするしKindleの積読も増えてきたから、届くのを今か今かと待っている。


ちなみに、画像は今月の洋書セールで積読に仲間入りした紙本たち(の一部)。半分くらいがずっと欲しくて探していた本たちだから眺めているだけで幸せ。来年のセールまでに1冊でも読んでるといいなくらいな気持ちでいる笑 


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