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[要約①]飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る

著者は防衛大学卒の元陸上自衛官で、退職後は会社員を経て、現在はエッセイストとして活躍されています。

著者が陸上自衛隊で教えてもらった良いコトバ

・時がすべてを解決する

・始まれば終わったようなもの

・辛いと思うな、辛くなる

・寝れるときは寝ろ

・飯は食えるときに食っておけ

自衛隊での訓練という肉体的・精神的にも過酷な毎日を乗り切るために役に立ったマインドセットになっているそうです。

弱さを突き詰める

・上記のコトバにもあるように、我々が陸上自衛隊に抱くイメージは「心身ともに強い人」というイメージだと思います。たしかに入隊前より厳しい訓練だったりを重ねることで心身ともに強くなっています。しかし彼らも「人間」であるので結局のところ弱いんです。

・身体を限界まで鍛えても1週間も寝なければ「不安定」になってしまうし、トラに素手で勝つことはできません。

・なので「寝ないと不安定になる」「素手でトラに勝てない」ということをわかっていれば休み方や戦い方は大きく変わります。

・つまり、「弱さを握りしめて生きていく方が、強いし、賢く、しなやかな強さを手に入れることができる」のです。

・人生はうちのめされることばかりです。予定通りにいかないことばかりだし、悔しい思いをすることの方が多い。だから、「回復力」を身につけることの方が大切になります。そして本書では「メンタル回復術」について書かれているので生き抜くうえでの予防措置として「知識」を使っていってください。

潰れていってしまう人の特徴

・自衛隊の訓練では真夏に100km歩いたり、マイナス10℃の雪山で歩くそうです。そして「厳しい訓練でメンタルが強くなった」と錯覚します。しかし「そう強く思う人ほど潰れていく」という傾向があるそうです。

・例えば

"明るくてみんなの中心にいるような屈強なレンジャー隊員が、ある日突然「俺はもうダメだ」と休職する"

"結婚とともに嫁家族とトラブルになり、ストレスで生活が荒み、みるみる太っていった格闘教官"
・一方、「弱い自分をどう守るか」というテーマを持っている人は、「しなやかで強い」傾向があるそうです。

・実は「自分はダメな弱いやつだ」と胸を張って言える人の方が強キャラなのです。そう思っていることで、失敗しても「まぁ弱いからな」と考え目標と実力のギャップに苦しまないから、しなやかなメンタルで物事に取り組むことができます。

・自分の弱さを知り、そのことを他者に見せることは、自分を守り、自分を強くしてくれます。

・もし弱音を吐くことが苦手な場合の対処法として、
「強がりながらも弱音を吐く」という練習をしましょう。戦争映画などて「オレはビビっちまったぜ」といった感じで明るく弱音を言うシーンがあると思います。こよように工夫をしながら弱音を吐くことが自分を守ることにつながります。

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