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【#1】挑戦する人・しない人

〈この記事を書いた人〉
福田浩樹(ふくだひろき)
1990年生まれ。大阪府出身。大学卒業後、医療機器商社に就職し病院の移転に関わるコンサルティング業務に携わる。その後、成果主義の営業に憧れ大手の住宅販売の会社に転職。しかし、軍隊式の企業風土に馴染めずわずか半年で退職することに。その後、少しの引きこもり期間を経て、再度成果主義の営業マンとして挑戦することを決意。投資用不動産の販売会社に就職し、全くの未経験ながら試行錯誤の末、独自の営業スタイルを確立しトップ営業マンになる。2022年4月に独立。新たな不動産営業の形を作るべく日々奮闘中。

こんにちは。今日は挑戦する人・しない人というテーマの話をしようと思います。

皆さんが思う挑戦する人・しない人の特徴ってどんな風ですか?

一般的には
挑戦する人=行動力がある人、決断力がある人、主体的な人、向上心がある人・・・
などと言われたりしますね。
挑戦しない人は上記の逆の特徴を持つ人というイメージでしょうか?

当然ですが、別にこの問いに正解なんてありません。
ただ、「自分が挑戦することをためらう瞬間ってどんな時だろう」ということくらいはある程度把握しておいても良いかもしれないですね。

最初の記事にこういう記事を持ってきたのには理由があります。
僕の周りの人達でも各々の挑戦に踏み出した人もいれば踏み出せなかった人もいました。
今はインターネットやSNSで様々な情報を十分すぎるほど集めることが出来るのにこの差はなぜ生まれるのかな、ということを僕はずっと気になっていたんですね。

僕が思う結論を先に言うと、「挑戦できる人」というのは「過度な期待をしない人」です。
皆、何もしないうちから過度な期待をしすぎているんですよ。
過度な期待をするから自分の中で勝手にハードルを上げてしまって勝手に失敗が恐くなるんです。

皆さんも振り返ってみて欲しいのですが、何かに挑戦しようとしたけど結局出来なかった時というのはやはり「失敗を恐れたから」というケースが多いのではないでしょうか?

では、失敗ってそもそも何なのかって話なんですよね。
単に「失敗だって次に繋げればOKだ!」という様なポジティブシンキングを推奨しているのではありません。
むしろ、その逆で取り組む前の心構えの話です。
僕が思うに、失敗って「出た結果が自分の期待値を下回った状態」のことを言うのではないかなと思うんですね。
「このくらい出来るだろう」「このくらい出来なければ嫌だ」という当初の想定(期待)があって、そこに届けば成功で届かなければ失敗という判断していることが多いと思います。
つまりは最初の期待値の設定で失敗や成功はコントロール出来るんです。

例えば恋愛で考えてみると、離婚をしたらそれは失敗といえるのでしょうか?
「結婚をしたら一生そのパートナーと添い遂げたい」という期待が存在するから離婚=失敗という認識になるのではないかと思うんです。
(冷静に考えたら、生まれも育ちも違う2人の共同生活が上手くいかないなんて珍しいことではないはずなんですけどね)

僕は人から良く挑戦的な性格と言われるし、実際に色んな挑戦をしてきた自負もあります。
何で挑戦的な性格と言われるのかな、と思い返した時に、僕はそもそも最初から物事が上手くいくなんて全然思っていないし、むしろ「最初は苦労するだろうけど上手いやり方が見つかれば良いなぁ」くらいの感覚で取り組むことが多いなと言うことに気が付きました。
それによって単に周りの人より新たなことに対する着手が早いのだと思います。
別に僕のやり方が絶対的に正しいなんて言うつもりはありません。
むしろ、もっと事前に想定をして準備することで失敗を未然に防ぐことは可能なわけで着手の早さが裏目に出ていることもあるでしょう。
でも、僕が周りの同年代よりは圧倒的に行動力もあって経験の差もかなり出てきたなと感じることが出来ているのはこの考え方でやってきたお陰かな、と割り切っています。

てめぇでやってみて、てめぇで失敗して、てめぇで学べ

僕がすごく尊敬する人から言われた言葉です。
字面からも伝わってくる通り、昔は結構ヤンチャしていた方なんですが(笑)
凄く面倒見が良い熱い漢です。

何か躊躇しそうになった時はいつもこの言葉を思い出して自分を奮い立たせる訳なんですが、この言葉によって僕の中には過度な期待というものは存在しなくなりました。
何かに挑戦する際には「まずやってみて、まず失敗する」ことを経由して初めて新たな学びの土俵に立てると理解しているからです。

世の中、全てなるべくしてなっている

世の中、「奇跡的」なことは起こるかも知れないですけど、本当の「奇跡」は起こらないです。
起こっている出来事は全て因果関係があるし、必然性がある。
成功や失敗というのは、「出た結果」によって決まるのではなく「出た結果とこちらの期待値との相対評価」によって自分で勝手に決めているだけです。

僕の例を少し話しましょう。
不動産の会社に転職して成果主義の営業マンとして働き始めた最初の半年は本当に地獄のように辛かった。
営業の成績を残せば残すほど給料が上がっていく業界。
同じ仕事をしているのに隣にいる同僚と今月の収入が何百万も違うなんてことが簡単に起こる世界で淡い夢を見て飛び込んだんですが、まあ1軒売ることがどれほど難しいか。
売れば売るほど給料が上がると言えば聞こえが良いですが、裏を返すと売れないと給料はもらえないわけでどんどんお金がなくなっていきました。
まだまだ26~27歳で食欲もあった時期に1週間で3食しか食べられない時期もありました。
(一応、言っておくと転職前はちゃんと一部上場企業で働いていてある程度の生活は出来ていたんですが)

では、当時の僕は転職に失敗したのでしょうか?
今もその時も僕は1ミリも「失敗した」とは考えなかった。
凄く辛い中でどこか冷静に「未経験で、しかも難しいことをしているわけだから当たり前だな」と思えていたんですね。
つまり、自分に対して過度に期待していなかったので辛さが想定内に収まったわけです。
だからこそやるべきことは明確でしたし、現状に悔しさはあれど不満を持つこともなく努力を続けることが出来ました。
僕が最初から「いきなり営業成績を出して一気にお金持ちになってやろう!」なんていう期待を持って入っていたらあっという間に僕の転職は「失敗」に終わっていたでしょう。

ただ、皆さんも良く考えて欲しいのは「業界未経験の20代の若者が成果主義の業界で最初は苦労しました」って何の不思議もない話なんですよ。
当たり前のことが起こるべくして起こっただけです。

期待というのは言ってしまえば幻想です。
起こりもしないことが起こるはずだと勘違いしてしまっている状態です。

この過度な期待をしないという感覚は普段から鍛えることが出来ます。
現状に文句を言いたくなる瞬間があればそれはチャンスです。

今、目の前で起きている現象や出ている結果は全て起こるべくして起こっている。
そこに対して不満や文句が出るのは自分が現実に過度に期待してしまっていたんだな、と考えてみてください。

将来、何かに挑戦するときに失敗することを怒れているのであればそれもやはり将来に過度な期待をしているだけです。
現実をそのまま受け止める覚悟を持つ。
そして、自分がやるべき事に集中していれば失敗なんてものが起こったとしてもそもそも何の問題もありません。
このマインドになればどんどん新しい挑戦を続けていくことが出来るわけです。

この記事を読んでくれた方は是非「過度な期待をする人」から「挑戦する人」になってください。
ではまた!

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