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【#13】無気力のススメ

〈この記事を書いた人〉
福田浩樹(ふくだひろき)
1990年生まれ。大阪府出身。大学卒業後、医療機器商社に就職し病院の移転に関わるコンサルティング業務に携わる。その後、成果主義の営業に憧れ大手の住宅販売の会社に転職。しかし、軍隊式の企業風土に馴染めずわずか半年で退職することに。その後、少しの引きこもり期間を経て、再度成果主義の営業マンとして挑戦することを決意。投資用不動産の販売会社に就職し、全くの未経験ながら試行錯誤の末、独自の営業スタイルを確立しトップ営業マンになる。2022年4月に独立。新たな不動産営業の形を作るべく日々奮闘中。

今日は無気力のススメという話について書きたいと思います。

無気力のススメの話の前にまず話しておきたいのは努力の量と質という話についてです。
何か努力しようとする時に、良く世間的にも質と量のどちらが大切か?という様な議論がありますね。
皆さんはどちらを重要視するタイプでしょうか?

努力の質と量はそれぞれ違うプロセスから磨かれる

僕の考えとしては質と量に優劣はなくどちらも大切だと思っています。
そもそも努力の量と質とは言いますが、まず大前提、「量=たくさんの努力」「質=効果的な努力」をそれぞれ出来るようになるためにそれぞれの能力を上げていくことが大切です。
これは僕の持論ですが、努力量のキャパを上げていく作業に関しては、ほとんどの人は学生時代で終わっている様な気がします。
要は好きなこと、夢中になっていたことに没頭していたあの時間です。
運動でも勉強でも趣味でも、何時間でも集中して何かに取り組むという時間が学生時代にはあって、あの時の経験が何かに取り組むときの努力の量のキャパを決めていると思うんですね。

一方で、努力の質に関して。
これは僕の考えでは嫌いなこと、無気力な状態で何かに取り組まないといけない状況の時に養われると思っています。

結果に拘ることが逆に楽にしてくれる

この考えを説明するには、まず大前提、「やる気があるかないか」または「好きなことに取り組んでいるか嫌いなことに取り組んでいるか」ということと、「結果が出るかでないか」は完全に別の話であるということを理解する必要があります。
要はやる気がなかったから結果が出なかった、嫌いなことだったから結果が出なかったというのは理由にならないということです。(社会にでればやりたくない仕事を任されることもたくさんありますからね)
僕はやる気がなくても嫌いなことであっても結果を出す人がプロだと思っています。
どんなことでもとにかく継続さえしていれば誰でも成長はしますし、それが好きなことであったりやる気のある時にだけ取り組めるのであれば尚更でしょう。
ただ、成長だけを目指すのはアマチュアです
プロはそこに結果を伴わせる責任があります。

これは厳しいことを言っている様に聞こえるかも知れませんが、むしろ逆で結果を出すのには、別にやる気も必要ないし好きなことに取り組む必要もない、と気楽に考えて欲しいんですね。
結果にコミットすることが逆に自分を楽にするんです。

無気力の状態のメリット

話を努力の質の話に戻します。
好きなことに取り組むときや、やる気が出ている状態の時は悪い意味で時間を忘れて取り組めてしまうんですね。
ただ、嫌いなこと、無気力の時はそうはいきません。
取り組むのが面倒くさすぎて着手するのに何時間もかかるなんて事は誰でも経験があると思います。

僕はこういう無気力の状態の時はチャンスだと思っています。
いかに無駄を省いて、自分に負荷をかけずに効率的に結果だけもぎ取る方法を考えるのにこんなに効果的な時間はないわけです。
まさに努力の質を向上させるチャンスなわけです。

メンタルが強い人とは?

この考え方は勝負所でのメンタルコントロールにも繋がっています。
皆さんが考える「メンタルが強い人」とは、どんな人でしょう?
大舞台や勝負所でも緊張しない人や恐怖を感じない人でしょうか?
僕が考えるメンタルが強い人は緊張や恐怖を感じていてもパフォーマンスが変わらない人です。
緊張しても恐怖を感じていても結果を出せる。これこそがプロです。

この自分の内面の状況に結果が左右されないというのはビジネスの世界で戦っていく上では非常に重要です。
最近の論調として、無理はしなくて良い、休みも大切、ということを言われる機会が多いと思います。
別にそれは否定しませんし僕も休むときは休んでいるんですが、周りの人と全く同じ事をしていてはなかなか非凡な結果は出せる様にはならないですね。
要は少しずつで良いので無気力な時にこそチャンスと思って日頃より良い結果を出してみることにチャレンジしてみても良いんじゃないですか、という話です。
決して苦しくても辛くても歯を食いしばって頑張れ、と言っているのではありません
これは無気力な時に努力の量を落とさないやり方です。
そうではなくて努力の量は落としても良いから代わりに努力の質を上げて、結果だけは出してねということです。

辛い日常から抜け出すために

もし今、仕事がつまらない、大変だな、と感じている人がいるとしたら心に留めておいてください。
無気力な時には休もうという発想は悪くはないですがあくまで応急処置でしかありません。
それでは根本的な解決にはならない。

本当に仕事の辛さから抜け出したいのであれば、無気力な時にでも結果は出せるという技術を身につける事が唯一の道です。

本当の意味で辛さを克服し、自由なスタイルで仕事に取り組む為に無気力はチャンスと捉えて努力の質を上げていってください。

ではまた!

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