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思い立ったらサクッと行ける夏のドライブ その2・景色、地形、走りを愉しめるジオパーク・伊豆半島の3コース

こんにちは、「SUBAROAD」公式note編集部です。今日は「思い立ったらサクッと行ける夏のドライブ」その2「伊豆の3コース」についてです。
 
前回から引き続き、SUBAROADでのドライブが皆さんの「夏の予定筆頭候補」に躍り出るぞ、という企画のもと、コースの解説をお送りいたします。2023年4月29日〜5月31日まで実施した『SUBAROAD DRIVER'S WEEKS』にご参加いただいた方もそうでない方も含めて、ユーザーの皆さんからの実感こもる感想ツイートもご紹介いたします!

「その1・好奇心、果物、避暑! 千葉、奥多摩、群馬の3コース」
「その2・景色、地形、走りを愉しめるジオパーク・伊豆半島の3コース」
「その3・現地開発チームからの新情報も! 広島、淡路島、和歌山コース」【8月24日更新予定】

その1では、千葉、奥多摩、群馬のコースをまとめてご紹介しました。各コースの夏のトピックである地層(千葉)、桃(奥多摩)、涼(群馬)のいずれかをお愉しみいただけた方がいらしたらぜひ、その時の様子をハッシュタグ#SUBAROADをつけてツイート(ポスト)いただくか、記事にコメントをいただけたらうれしいです。


さあ今回は、伊豆を特集。なぜならば、伊豆に3コースもあるからです!

伊豆は、SUBAROADの誕生とあわせて公開したコースなんです。 なぜ、伊豆が最初のコースになったのか開発チームにちょっときいてみたところ、こんな回答をもらいました。

「伊豆半島は一般的に考えてもドライブに行く場所として、非常に魅力的なエリアです。首都圏から高速道路を使えば比較的無理なく行くことができますし、日帰りも可能です。また、海も山も近距離にあり、四季折々の風景もすばらしく、地形もとてもドラマチックです。このすでに走るのが愉しい道をSUBAROADの力でもっと愉しんで走ってもらえるのではないかという思いがありました。そして、走ったことがない人にはまずはドライブコースとしてこんなところがあるんだと知ってもらい、走ったことがある人にも新しい発見を提供できるはずだと考えました。スタート地点は高速を降りてすぐのところに設定することもできましたし、半島内の道は限られていてシンプル。というコース設定をしていく上での好条件にも恵まれていました。 そんな、もともとのエリアの持つポテンシャル、開発チームの思い、設計上の条件が奇跡的にマッチした場所が伊豆だったのです」

他にも候補になったエリアもあったそうですが、伊豆はほかのエリアと比べても条件がよすぎたんですね。

ではそんな伊豆の3コースを早速ご紹介していきましょう!

いずれもスタート地点は「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」です。新東名高速道路 長泉・沼津IC から 17分、静岡の沼津市や清水市の付近、伊豆半島の付け根の西側にあります。道の駅スタートだと、ドライブのお供のおやつがその土地ならではのものにできるのがいいですよね。ここでのおすすめは、近くにある「かんなみ仏の里美術館」に収蔵されている仏像「阿弥陀如来(あみだにょらい)坐像」をかたどった「あみにょん焼き」(土日限定販売)。とてもかわいいですよ。しかし、道の駅のおとなりには、「伊豆わさびミュージアム」「めんたいパーク伊豆」もあり、なかなかスタートができない可能性も……。

気を取り直して、3つのコースのご紹介をしていかねば。コースの長さ順にご紹介していきますね。


アプリの設定方法は、「SUBAROAD ドライブプラン設定ガイド」をご覧ください。


■高原から深海まで〜ちょっとディープな西伊豆ドライブ

スタート地点:「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」
      (参考ー新東名高速道路 長泉・沼津IC から 17分)
コース所要時間の目安:1時間40分(67km)

「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」を出たら、まずは「伊豆中央道」を下田方面に進み「修善寺戸田線」に入ります。途中には弘法大師が開いたとされる伊豆最古の温泉、修善寺温泉があります。弘法大師が開いた温泉ってよく聞きますが、全国に20以上あるらしいです。それはさておき、水に恵まれているので蕎麦が美味しい場所ですよ。

そして「だるま高原レストハウス」をへて「西伊豆スカイライン」に入ります。この道がコースの一つのハイライト。標高900メートル付近にある道で、ほどよいアップダウン、緩めのコーナーが続きます。天気がよければ富士山も見えますし、東に広がるのは駿河湾です。駿河湾の最深部は2500メートルもあり、日本一の深さがある湾です。富士山との高低差約5800メートルにもなります。海と山、ダイナミックな地形を頭に描きつつドライブを愉しんでください。

そして「戸田駐車場」まで進みます。スタート地点からここまでが、次にご紹介する「動き続ける伊豆半島〜2,000万年の歴史を走る」コースと共通です。

「国道136号(土肥峠)」へ進みましょう。途中の「土肥温泉」には海水浴場もあり、温泉浴と海水浴が両方できる場所です。よしもとばななさんの小説『海のふた』の舞台にもなっています。よしもとさんが夏にご家族とよく行かれた海水浴場だとか。帰宅後の読書でドライブを振り返るのも、旅を何度も愉しむ方法ですね。

土肥からは「県道17号沼津土肥線」へ入り、海沿いのワインディングロードへ。

ワインディングロードをお愉しみいただいたmeitoさんのツイートをご紹介しましょう。

リラックスしてドライブしていただける「程よさ」がポイントですよね。

そして、途中の経由地「御浜岬」では、地形をよく覚えておくことをおすすめいたします。なぜならば、この先のゴール地点「出逢い岬」から「御浜岬」を見ることができるからなんです。ゴール手前には「夕映えの丘」という展望台もあり、夕日を見るのにもいいスポットです。日没時間を調べてちょうど日が沈むころにゴールするというプランも素敵です。

ゴールのあとは、そのまま道を北上し、沼津の方でおいしい魚介を食べて帰るのはいかがでしょう。駿河湾が深いだけあって深海魚の水揚げもあり、提供してくれるお店もあるそうですよ。


■動き続ける伊豆半島〜2,000万年の歴史を走る

スタート地点:「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」
      (参考ー新東名高速道路 長泉・沼津IC から 17分)
コース所要時間の目安:2時間10分(83km)

こちらのコースは走り+地形の組み合わせが自慢です。伊豆半島はユネスコが推し進めているプログラム「ジオパーク」に選ばれているほど、地質学的にみて国際的な価値があるエリアです。視点を「地球」に切り替えてドライブするのもこのコースを楽しむコツの一つです。

スタート地点から「西伊豆スカイライン」を経て「戸田駐車場」までは一つ前の「駿河湾と富士山を感じながら走るコース」と同じ道を辿ります。道は同じですが道中のガイドは「地形注目仕様」になっていますので、お聴き逃しなく。

さあ、「県道411号 西天城高原線」に進みましょう。尾根筋を通る見晴らしのよい道で、このコースのハイライトの一つです。気分良くクルージングしてください。

そこから「県道410号 仁科峠宇久須線」へ入ります。つづら折りの下り坂なので、すこし慎重に。坂を下り市街地をすこし走ったら「黄金崎」に到着です。ここから見える岩の形が馬に似ていることから「馬ロック」と言われています。

馬ロックをご覧になった、まかろんさんのツイートをご紹介しましょう。

馬ロックは思ったより馬! ぜひ皆さんも現地でご確認を! 

その後、浮島海岸など、地形的に見どころの多い道をどんどん走り「国道136号」に入ります。途中で西伊豆の観光名所「堂ヶ島」を通ります。奇岩や景勝地で有名なところなので、時間があれば観光してみるのもおすすめですよ。中でも「三四郎島」は干潮時には歩いて渡ることができる愉しいスポット。こちらから、歩ける潮位かどうか調べてから向かってくださいね。

堂ヶ島を通り過ぎたら海沿いの道を軽快にドライブ。マグマでできた「烏帽子山」も見えてきます。400段超えの階段を登った先の山頂は絶景ポイントです。いっそ「痩せるチャンス」ととらえて階段を登ってみてはいかがでしょうか。


■愛車と一帯となって半島の突端まで駆け抜けるアドベンチャーツーリング

スタート地点:「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」
      (参考ー新東名高速道路 長泉・沼津IC から 17分)
コース所要時間の目安:2時間50分(120km)

スタート地点は3コース共通の「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」です。西伊豆の2つのコースとは反対の東に向かいましょう。このコースは「走ること」を愉しんでいただける道をたくさん通ります。ジオパーク伊豆半島の地形を運転で体感していきましょう。

早速進むのは「旧富士見パークウェイ」です。広々としたワインディングロードが続きます。「韮崎料金所」まできたら「伊豆スカイライン」へ。ETCが使えませんので、現金もお財布にご用意くださいね。東西に海が広がりますので「ああ、半島を縦断しているのだな」と当たり前のことを実感できて妙にうれしくなります。コース途中には長いまっすぐな道も現れたり、運転の醍醐味がある絶景ロードです。

山を下りて「県道59号」で低地を走り「筏場のわさび田」へ。美しい水と緑の棚田が目にも少し涼しさを感じられる場所です。もしも見学をしたい場合は、ワサビの収穫体験のできるお店などもありますので、伊豆市観光協会中伊豆支部までお問い合わせをしてみてください。ちなみに、先にすすむと「道の駅 天城越え」もありますので、そこでもわさびのお土産を購入することもできますよ。

そして「新天城トンネル」へ進みましょう。そうです! あの「天城越え(あまぎごえ)」の天城です。石川さゆりさんの名曲を聞きながら走ってみてはいかがでしょう? 曲にあわせて、歌いながらドライブするのも車内大盛りあがりかと! スタート前にコースをお選びいただくときの「BGM選択」で5番目の質問にセットしておくと、よきところでアプリから流れてきますよ。

そこからすこし行くと壮大なループ橋が目の前に現れます。720度、つまり2回転します。こんなに長いぐるぐる回る橋は、未体験ゾーンかもしれません。

橋をすぎたら、「国道135号」で海に出ましょう。途中の「河津」はソメイヨシノより一足先に咲くピンク色の「河津桜」の河津です。本格的に春が到来する喜びを感じられますので、よかったら時期を合わせてまたドライブに来てみてください。

河津から海沿いの道を気持ちよくドライブしたら、下田港に到着です。周辺にはおいしい魚介をたべられる食堂や干物などのお土産にできそうなものもたくさん販売されています。そういえば、ペリーが来たのも下田でしたよね。この際だから「ペリー艦隊来航記念碑」も見ていきますか?

寄り道しすぎて、確実にコースの目安の3時間をオーバーしているような気もしますが、ここからはゴールへむけて「県道16号下田石廊崎線」を走りましょう。

オーシャンビューをエンジョイしたのは、ででまるさん。

ここはぜひ夏らしい曲をかけて走りたいですよね。

フィニッシュは、台風雨の中継でもおおなじみ伊豆半島最南端の「石廊崎」のすこし先の「あいあい岬」です。こちらも夕日スポットとして有名な場所です。

夕日をご覧になったヨシキンさんのツイートをご紹介します。

「昨日に引き続き」ですって!! ありがとうございました。

ゴール地点と下田の間にはもちろん海水浴場もたくさんあります。せっかくここまできたのなら、下田に戻って宿泊するもおすすめです。下田にはよい温泉も湧いていますからね!


伊豆の3つのコースのゴールはどれも夕日が美しく見えるスポットを設定してあります。ゴールした後の予定を考えると悩ましいところではありますが、お時間があればぜひそちらも愉しみにしてください。


最後にこんなツイートをご紹介して、特集2回目を終了いたしましょう。

さばとらさん、ありがとうございます。SUBAROADが提案したドライブを愉しんでいただけたようで本当にうれしいです。そして、海鮮丼おいしそうですね! お店の名前を覚えておきます。


次回の更新は8月24日(木)、西日本の特色豊かなコースをご紹介いたします。

(つづく)


続けて次の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。
「その3−1・広島で多島美の絶景と“奥座敷”で緑の中を走る2コース」
「その3−2・淡路島で『古事記』の道を、和歌山で万葉の道を走る」