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ご近所のクレイジークレーマーと闘った話②

みなさんお待ちかね、クレイジークレーマーの件。
事態は突然、思わぬ方向へ動き出す。

クレームもラブストーリーも、突然。
小田和正が言ってた(言ってない)。

とりま先に、今後の展開が分かりやすいようにおさらいしておきたい。

【建物・環境】※超重要

我が家→20A号室(アラサーのひとり暮らし)
お隣→20B号室(若い女性ひとり暮らし)
階下→C号室(喧騒系ファミリー)

オートロックとかエントランスとかセキュリティ関係は一切無し。

部屋番号はお部屋の目の前に来なければわからない。

プレートと番号が同色なため同化しており、暗ければ目の前に来ても見えない。

道路からすこし引っ込んだ敷地内にある。
ペットは禁止。
2階は単身者限定。

まわりはファミリー層向けの品の良いマンションか、戸建てのみ。

【クレイジー・クレーマー】

女性。
同建物でなく、近隣にお住い。
我が家から犬の声がすると決めつけておられる尊大な御方。

【架空の犬】
シュレディンガーの猫ならぬシュレディンガーの犬。
存在するのかわからない。
どんな犬なのか、いつうるさいのか、いつから存在するのか不明。

【管理会社】
無能。それ以下でも以上でもない。

管理会社終業後にこちらに電話してくるあたり、もしかしたらクレーマーはお勤めの方で、帰宅後に犬がうるさいと連絡したのかもしれない。

【クレイジー・クレーマーの人物像考察】

近隣にお住い→ファミリー層向けのお家しかないので、さみしい独居老人の暇つぶしではなさそうである。

デジタル使える→ネットでお目当ての情報をゲットできるくらいには使える。高齢者ではないだろう。
さらに上記の【管理会社】の件から、まだ現役でお勤めの方かもしれない。

個人情報の開示をしている→管理会社からきちんと返答が欲しく、ことを解決したいとは思っているのだろう。
今回の件について、自信があるようにうかがえる。

正義感や責任感、解決したさは感じられるが、
「どんなことで・いつから・どのように」という理由や説明や
「どうしてほしい」という具体性がない。
しかしそれは無能な管理会社が聞かなかったのにも問題が大アリであるが。

→神経質だが大雑把、察して欲しい、味方が欲しい、民主主義、大胆、理論より感情、感覚でものを捉える、視覚より聴覚、聴覚より体感覚、ものごとを一面で捉える、計画性のなさ、立ち回り・要領の悪さがうかがえる。

女性であれば更年期も考えられるし、
犬の存在がまるっきり架空であれば、神経症かもしれない。
ただ神経症の人でありうるのは、犬、という具体的な存在よりも、"電波妨害してくる"とか、"盗聴されてる"とか、電波系が多い。

うちの部屋番号を特定→これは特定の仕方によって性格がわかれるか。

①敷地内に入り、階段を上ってきて部屋を確認した。

→大胆、物怖じしない、己の正当性を過信、正義感強め、頑固、行動派、執着心、マイペース、ポジティブ

②遠目にドアが2つあるのを見、自分の中にある何らかの法則に従って、勝手に20Aと20Bに分けた。(実際は逆かもしれないのに。)

→思い込みが激しい、信じやすい、宗教にはまりやすい、詰めが甘い、ネガティブ、独りよがり、被害妄想

以上のことを鑑みて、

・日中は働きに出ている中年女性
・更年期疑惑
・几帳面だけど抜けてる
・お金はあるけど余裕がない
・神経質だけど自分がやることは大胆
・敏感だけど鈍感
・10を聞いて1を知る
・口はたつ方じゃない
・思い込みと被害妄想が激しく取り越し苦労が多そう
・部屋の四隅に塩盛ってそう

一言でまとめると「極端なおばさん」

私の中でそんな像が結ばれてきた5月20日金曜19時頃、

Amazonでマグネットタイプの犬のぬいぐるみを探していると、

突然、ドアを拳で激しく叩く音。

―ついにご本人登場かー?!
どうしよう、犬のぬいぐるみまだ用意できてないけど?!

ドンドンはしばらく続いた。
なかなかリズミカルじゃないの。

ひとしきり演舞を終えたあと「は〜い」と返事をするも、向こうから返事がない。
それどころか階段を下っていく音がする。
ちょ待てよと私の中のキムタクが呼び止める。

ドアを開け、降りていく女性に「何か御用ですか」と声をかける。

そこには40~50代くらいの、細身の女性がいた。
いかにも神経質そうな、お団子にまとめられた黒い髪と、ラフでエネルギッシュなウィンドブレーカは不釣り合いに見えた。
ほれ見ろ、見た目からして極端なのだ。

女性は「違います、隣です」と
我が家の隣の20B号室を指さした。

ほえ…?

次回、エクセレント!もう1発遊べるドン!

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