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心震えた企画書〈言葉の企画2020 第二回の前に〉

気づいたら、
ボロボロ泣いていた。

胸がぎゅうっとなって、
視界がぼやけていく。

言葉の企画 のみんなの企画書を
怖々とやっとの思いで、
読んでいるときだった。

その企画書の言葉は、
「私の声」で頭に響いていて。

感情が落ち着いてからも、
頭から離れなかった。


・・・*・・・


その企画書は
「こんにちは」から始まる
26行のお手紙だった。

届ける相手にも、登場している方にも
そして自分自身にも、
「愛」が込められていると感じた。

どうしてだろう。

【企画書はラブレターだ】
コピーライターじゃなくても知っておきたい
心をつかむ超言葉術 第7章


『自分でいるために書きたいと思った』
という言葉がある。

その企画書を、私は
彼女そのもの」だと感じていた。

彼女の心でつかんだことを
彼女にしか紡げない言葉で
大切な誰かを想って描いた企画。

なんて、尊いのだろう。

その人自身から生み出された
唯一無二のもの。

私は、その奇跡のような尊さ
心震わされたんだ。

それまで考えていた
企画書として、企画として、
”足りているか足りていないか”
なんて、どうでも良くなっていた。

たぶん、そういうことじゃない。

「私」が「あなた」に届けているか

「私」であること。
私自身で「あなた」を想うこと。
そこから始めるんだ、とおもった。

関係は、育んでいくものだから。

初めましての企画書は、
”全部”を見せるものでも
ないのかもしれない。

知り合っていけば
お手紙の文体を変わるように、
その人との未来を想えば
自然と出てくる言葉がある気がする。

私の企画書は、
「体裁」のようなもので
「私」を覆い隠していたんだ
と気づいた。

もっと、私を出したい。

そう思ったとき、
私はまだまだ「私」を知らない
整理できてないなとおもった。

まずは「私」を書こう。話そう。

すこしだけ、
靄が晴れた気がした。

あなたの言葉であなたの心をつかもう。そして、
あなたの言葉で大切な人の心をつかみにいこう。

コピーライターじゃなくても知っておきたい
心をつかむ超言葉術 最後のページ


心をつかまれた体験

気づいたら涙が流れていた衝撃を、
ずっと大切にする感覚を
この機会への感謝の気持ちを
絶対に忘れたくなくて、書きました。

(阿部さんが贈ってくださった
「bon boyage!」にも感謝を込めて。)

最後まで読んでくださって、
ありがとうございます。

また、書きます。

↓ 引用させていただいたこの本、めちゃくちゃおすすめです…!

photo by 写ルンです│
心震えた景色。山に囲まれた地元ではめずらしい美しい夕やけ。知人のお子さんが教えてくれた「ぶどう色の空」という表現がお気に入りで使っています。

サポートいただき、ありがとうございます! 有料noteを読んで、学びにして、また書きたいと思っています。