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関西風ツッコミで愛おしむ中国の変な日本語

今から十数年前、事務所二階にエアコンを設置するため、業者が室外機の取り付け作業をおこなっていた。たかが二階とはいえ窓の外での高所作業、腰にはしっかりと命綱を巻いている。さすがPanasonic、品質やサービスはもとより、従業員の安全教育にまで、しっかりと気配りが行き届いている。


だが、命綱が20メートルぐらいある。

「なんでやねん」

高さより長い。落ちればゴチン。北陸育ちなのについつい関西弁が脳裏によぎるほど見事なボケである。


しかも、命綱はどこにも結ばれていない。

「もうええわ」

だめだ、ついつい関西風ツッコミが頭を駆け巡る。


ツッコミどころ満載の中国生活に対して、誰でも一度や二度は脳裏に関西芸人が登場したことがあるのではないか。よし、それならバンバン突っ込んでやろうではないか。

今回はみんな大好き「中国の変な日本語」を、関西風ツッコミで小気味よく愛おしんでいきまんねん。


どこがやねん


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洋食でもなければ定食でもなく
照り焼かれてすらいない。


あかんがな


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これではただの黒カビだ。


しらんがな


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絶妙である
質がよい
日本料理はとてもおいしい
だからどうした。


だれが食うねん


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熟女味の内臓
コアな食材にずいぶんとマニアックな味付けである。


だからだれが食うねん


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食材を塗料で和える
もはや前衛的アート。


どっちやねん


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中国深圳市の風味と思わせて
日本の風味である。
舌足らずな「ふぅみ」という表記が可愛いらしい。


どこがやねん


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ヴィダルサスーンっぽいが
サスーンクオリティが足りない。


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本物はこうである。


どないやねん


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長崎なのか北海道なのか。


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実際に買って食べてみたら


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広東省東莞市の味だった。


なにを言うとんねん


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力サツキ
ぅゐおい
スキソヶクノーム
言いたいことはなんとなく分かるが
何を言っているんだ。


もうええわ


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ご飯のコロッケに刺身を乗っけた
平野レミが喜びそうなメニューである。



いかがだっただろうか。このような変な日本語商品は、現地のスーパーや中国人経営のレストランで見かけることが多い。パッケージやメニューに日本語の記載が有れば、高品質イメージを保てるという、ひと昔もふた昔も前の文化が今でも根付いている。その文化遺産をこうして写真に残しては愛おしんでまんねん。わいヒマでんねん。

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