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夏休みは読書しようよ

唐突に、昔を懐かしむ気持ちが湧き上がって来たので、文章にしてみた。
たまには、言葉の練習もしよう。

特にすごいことが書いてあるわけではないですけど。
もしかしたら本が読みたい気持ちになるかも。
それでは、どうぞ。

本屋さんに行った。いろんな本があって、ワクワク。

今日はどんなの読もうか。

そう思いながら、しかし、いつの間にかいつものデザインの本コーナーに行ってしまう私。


あれれ。足が勝手に、、、。



こどものデザイン。ふむふむ。かわいい。



あ、葛西薫の!私の好きな本が!売ってるのか!欲しい!!



んー、フォントね〜。いいねえ。なかなか手を出せないけれど、めっちゃ気になるう。



あ、デザイナーなら知っとくべき、みたいなやつね。はいはい。(と言いつつ読む)



このようにして、長い時間を、デザインコーナーの本の前で費やす。

やはり、本はためになる。



でもさ、
もしかして
最近の私
美術とデザインの本ばっかり読んでない?!

こんなに、いろんな本があるのに。
デザインの本だけ読んでたらもったいないじゃん!!

と、遂に気づいた。いや、思い出した。

きっと、本屋にはもっとワクワクする出会いがあるはず。

本屋さんを隅々まで見てみると、案の定、めちゃくちゃ面白そうなの、ある!
言葉巧みに、四方八方から誘惑してくる本たち。
すごい、こんなに興味の宝庫だったなんて、、、。
しばらくの間、勿体無いことをしていたな。

思えば、小学生、中学生の時は、今よりもいろんな種類の本を読んでた。
二週間に一回、図書館に通って、片っ端から借りて帰った。
借りれる上限が10冊までだったから、その中でめちゃくちゃ迷ったりしていたな。

それぞれの本の詳しい内容はほとんど覚えていないけれど、
図書館がすごくワクワクする場所だったのは覚えてる。

なぜか今でも記憶に残ってる本。

イグ・ノーベル賞 マーク・エイブラハムズ(イグ・ノーベル賞の創設者)著

この本、超くだらなくて超面白い。
イグ・ノーベル賞とは、

 ”コーンフレークがふにゃふにゃになるプロセスの物理学的考察“
 ”犬語翻訳機「バウリンガル」“
 ”二枚貝の性欲向上に資する実験”

とかっていう、世界を笑わせ、考えさせた研究を、大真面目にやった人に贈られる賞のこと。
ちょっと下品なもの、皮肉ってるもの、笑えるもの。どの研究もすごくユニーク。
これ読むと、真面目に生きるのが馬鹿らしくなる!!笑
陳腐な人生に疲れているそこのあなた、読んでください。

私はクラゲになりたい チチ松村著

音楽家・チチ松村のものすごいクラゲ愛を綴った本。
ゆっくりと、不思議な世界に引きずり込まれる。
誘われる、なんてぬるいもんじゃない。
チチ松村は、果たして、クラゲになれるのか。

数の悪魔 エンツェンスベルガー著

“10歳から100歳までの『子ども』のためのレッスン。”
男の子と悪魔が、夢の中で数学のお話をします。
物語はユーモアとアイロニー。
挿絵はぴったりかわいい。
私は、数学は苦手。
でも面白いのは知ってる。

ほんとはもっとおすすめあるけど、今日はこの辺にしとこう。

こうして思い返すと、昔読んだ本が、今の私を作ったと言っても過言ではないな。
地球は広くて、いろんな人が暮らしてる、ということ。
世界には、表と、裏と、その間に眠る膨大な神秘ゾーンがあること。
言葉と、絵と、紙は、奥深そうだってこと。

若い私は、リビングのソファーの上や、勉強机で、ロマンチックに浸った。
まだ、映画や音楽をほとんど知らなかった私にとっての、唯一のロマンチック。
すごく、良い時間だったなあ。
もっと、いろんな人に出会って、人間のこと、世界のことを知りたいと思った。

私は今、二十歳。
たぶん、まだ、若い。
今読む本が、未来の私を作るかもしれないね。

ただのデザイン人間にはなりたくない。
そう気づけるうちが、伸びしろって気もする。
つまり、今、とても重要。

図書館、行こーっと。


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