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長久手おいしい取材記〜cafe meal Baroque編〜

どうも、スズキとウチヤマです。

今回のお店は、

はい。こちらの、お花屋さんです。

・・・な訳なくて(笑)、「cafe meal Baroque (カフェ ミール バロック)」という、イタリアン居酒屋さんです。

ご覧のとおり、入り口が蔦や鉢植えやで溢れかえっているので、一瞬、お花屋さんか何かかと思ってしまった。緑の中に、赤いランタンがワンポイント。

間接照明で薄暗い店内にも、観葉植物。その他とりどりの置物で店内はいっぱい。本や雑誌もあります。バラバラなデザインの、寄せ集めたみたいなテーブルと椅子も面白い。ソファも素敵。こういうお店で座るソファって、ちょっとわくわくする。



店名には「cafe」とありますが、カフェではなく居酒屋としてやっています。ヨーロッパなどでは、「cafe」と言えばコーヒーだけでなく、お酒も飲めるお店のこと。ここもそういう意味での「cafe」だけど、やっぱり普通の「カフェ」と勘違いして入ってくるお客さんも多いとか(笑)。もちろんコーヒーも飲めるけどね。

そんな訳で、ドリンクメニューはもちろんお酒が充実しています。
なかでも力を入れて取り揃えているのが、ワイン。


オーガニックワインや、日本ワインもたくさんあります。オススメは「紅の豚」というワイン。なんとあのジブリと、日本の醸造家がコラボして作ったという、珍しいもの!



「もうすぐ長久手にジブリパークもできることだし、それに合わせて仕入れてみようと思って。」と店主の奥さん。なるほど。
(*長久手市にある愛・地球博記念公園には、2022年秋に『ジブリパーク』が開業予定。)

あ、そうそう、ここ「バロック」も、営んでいるのはご夫婦です。この取材記でもたくさん紹介してますが、夫婦でやってるお店って結構多いんだなぁ。

さて、ワインもいいけど、ここではやっぱりおいしいご飯を紹介しなくちゃね。
おぉ、美味しそうでお酒に合いそうなフードメニューがいっぱい。軽いおつまみや、パスタ、ピザなど。ピザは8種類もありました!「きのことアンチョビのピッツァ」とか、「塩鱈とブラックオリーブ、フレッシュトマトのピッツァ」とか、名前からしてもうおいしい。

私たちが頼んだのは、


・真ダコのカルパッチョ(680円)
上にかかっているのは、バジルなどハーブの効いたトマトソース。タコは弾力がありモチモチ。味はさっぱり、レモンを搾れば一段と夏らしくなる。前菜に丁度いい。


・自家製塩漬け豚のロースト(800円)
「cafe meal Baroque」の文字が入った木の板に盛られて登場。5ミリくらいの厚さに切られ、しっかりと食べごたえはある、けど柔らかい!塩味も絶妙。脂身の模様が美しい。

重ねて盛られた豚の下には、ポテトサラダが隠れています。かなり柔らかくて、なめらか食感のポテサラ。強めの塩気と、ほんのり温かいのが特徴。これスゴく好き。


・小エビと季節の野菜のオルトラーナ(1420円)
「オルトラーナ」はイタリア語で「農園」、つまり野菜たっぷりのピザ、ということです。薄焼きパリパリの生地の上に、ブロッコリーや、ナス・オクラ・トマトなど夏野菜、そしてエビがどっさり乗っている。具沢山で嬉しい!それらが、濃厚なトマトソースとチーズの味で、うま~くひとつにまとまっています。
個人的には、よく焼けたオクラのトロトロ加減に、ハマりました。(ウチヤマ)

そのピザですが、お店の中の石窯で焼かれています。厨房には、火の燃え盛る大きな石窯が!「コレが熱いんですよ~‼」と、冗談めかして顔をしかめるご主人。でもその熱さ(そして暑さ)に耐えながら、ご主人が石窯で一生懸命焼いてくれるので、あんなにパリパリで香ばしい生地になるんですね!

この石窯ではピザの他に、パンやアップルパイも焼きます。 アップルパイは、提携農家さんからりんごを仕入れて作る、というこだわりの逸品で、お店の人気商品!…ですが、夏の間(伺ったのは7月末)は、りんごが時期じゃないのでアップルパイも出していないのだそう。残念!
もう少し、秋に近づいて、りんごが出だしたら再開されるようなので、また食べに行かなくては・・・!

料理は全部、見た目はとってもオシャレ。でも実は、使われている素材も味つけもごくシンプル。私たちでも買えそうな、身近な食材で、こんなにオシャレなイタリアンが出来上がるんだ、と思うとちょっと感嘆の溜息が出るよ。

2012年のオープンから、今年で7年目というこのお店。調理担当のご主人と、接客担当の奥さん、2人で切り盛り。お2人とも、基本は黙々と仕事をされていましたが、私たちがインタビューしたら、とても気さくに、にこにこしながら答えてくださいました。

店内の装飾は自分たちで考案(「てきとうに好きなものを並べてるんですけどね」by奥さん)。観葉植物をたくさん置いているのは、緑が多い空間にしたかったから。あぁ、それで入り口も、あんなに緑で溢れんばかりになってるのね(笑)。

ご主人は、以前はホテルの調理場で働いていましたが、独立してここをオープン。なぜ、ここ長久手でお店を開いたんですか、と聞いたときの答えが格好良かった。

「なぜ?・・・いいところじゃないですか。」

名古屋から20分くらいで来られて、かつ大都会とはちょっと違う、のんびりした景色を見られる。そんな長久手の雰囲気がとても気に入っているそう。

近年では、長久手市が主宰して毎年秋(9〜10月頃)に開かれる「ながくてアートフェスティバル」にも参加して、店内でアート作品の展示をしたこともあるんだって。

なんだか、長久手との繋がりが強いというか、長久手にしっかり根付いているお店だなぁ、と思いました。

ちょっとお洒落に呑みたい日には、「cafe meal Baroque」で、シンプルで小粋なイタリアンとワインを堪能…なんて、良いじゃないですか!
お洒落オシャレと言いましたが、そんなに気張らずに入れる雰囲気のお店ですから、気軽に参りましょ。

しかし、まだまだお酒の味には疎い若造の私たち、もちろん料理だけで食べても十分においしいけれど、絶対お酒に合う料理ばかりだから、しかもせっかく居酒屋さんなのだから、もっとお酒の美味しさが分かるようになってから、もう一度来たい、と思う次第。
そして、「この料理にはこのワインが合うなぁ」とか何とか言ってみたい(笑)。

あ、あとアップルパイも食べに来たい次第。

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