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にほんごの まなぶたのしさ つくりましょ

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ただしい にほんご は ありません たのしい にほんご  あいて が たのしい  じぶん も たのしい にほんご  を まなぶ まがじん(ほん)  この うぇぶ の ほ…
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2024年1月の記事一覧

むかしのうたへ おもううた4 アメリカ名詩選より

むかしのうたへ おもううた4 アメリカ名詩選より

おはようございます。今日は「むかしのうたへおもううた」その4をお届けいたします。

引用元にしましたのは岩波文庫の「アメリカ名詩選」(1996年11月第8刷)から。

ウォレス・スティーヴンズ氏、アメリカ現代詩を代表する詩人さん、ハーバード大学の研究生を3年在籍したのち、ニューヨーク・ロースクールから法律を学んでハートフォード損害保険会社に就職。副社長まで昇り、生涯同社に勤めました。詩集は40代に

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むかしのうたへ おもううた3 子規句集より

むかしのうたへ おもううた3 子規句集より

おはようございます。今日は「むかしのうたへおもううた」その3をお届けいたします。

引用元にしましたのは岩波文庫の「子規句集」(2005年5月第15刷)から。

夏目漱石氏の東大予備門同窓生、明治の世に創作畑の多大な影響を残した正岡子規氏の、明治30年(西暦1897年)の句から。

林檎くふて 又物写す 夜半かな

りんごくうて またものうつす やはんかな

AIさんの現代語訳は

「林檎を噛みし

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むかしのうたへ おもううた2 大和物語より

むかしのうたへ おもううた2 大和物語より

おはようございます。昨日から始めました「むかしのうたへ おもううた」のその2を、少なくとも源氏物語よりも先に作られたと思われる歌物語「大和物語」から、お届けいたします(*^-^*)

かぐや姫の「竹取物語」に比べてしまうと、かなりマイナー、あまり知られていないと思われる「大和物語」なのですが。

時のひとびとの実名などはあるものの、単なる噂のフィクションか、実話かは、わりと曖昧な伝え聞かれたと思わ

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むかし の うた へ おもう うた1

むかし の うた へ おもう うた1

はるか昔、学問は日本文学をたしなんでいたころから、正岡子規氏が大好きで、その後古本屋さんで昔の和歌が書かれた本をちょっとずつ集めてきました。海外の詩人さんたちの日本語訳の本も。

そしてあれからン十年。今、手元にあるウタの本を見てみますと……。

・日本古典文学全集8「竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語」(小学館)

かぐや姫の原典、竹取物語はほとんど物語の構成ですが、伊勢物語、大和物語、平中

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