むかしのうたへ おもううた2 大和物語より
おはようございます。昨日から始めました「むかしのうたへ おもううた」のその2を、少なくとも源氏物語よりも先に作られたと思われる歌物語「大和物語」から、お届けいたします(*^-^*)
かぐや姫の「竹取物語」に比べてしまうと、かなりマイナー、あまり知られていないと思われる「大和物語」なのですが。
時のひとびとの実名などはあるものの、単なる噂のフィクションか、実話かは、わりと曖昧な伝え聞かれたと思われる短いお話の中に、ひとびとの詠んだ和歌が入っておりまして……。
特に後半部分は、日本文学の入門としてサクッと読めて和歌も学べる優れもの、おすすめの作品です。
今回は、大和物語 百四十一 波路 から。
「花すすき 君がかたにぞ なびくめる 思はぬ山の 風は吹けども」
はなすすき きみがかたにぞ なびくめる おもはぬやまの かぜはふけども
AIさんの現代語訳は
この歌は、恋人との別れを惜しむ気持ちを表現したもので、風が吹いても、恋人のいる場所に向かって、花すすきが君の方に揺れ動くように、心も恋人の方に向かって揺れ動いていることを表現しています、とのことです。
このウタに、私なりの返歌は
すすき野に 淡雪降りしは 山風の
君が名残を 届けに来しや
すすきのに あわゆきふりしは やまかぜの きみがなごりを とどけにこしや
それでは皆さま、今日も良い一日を♪
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