これからの時代だけが幸せな訳じゃない

人のことを個人として理解しようとすると難しい相手も出てくる。
それは自分が大切にしている価値観があって、
逆に受け入れ難い価値観もあるわけで自然な反応。

そんな相手のことを理解するときに、
時代背景をセットで見つめられると自然な形で受け入れやすくなる。

最近、俺自信は些細な幸せを幸せと感じられることを実感していて、
それが本当に幸せなことだと思っている。

例えば、あかりの最後の幼稚園の学芸会は、
あかりだけじゃなくて他のお友達も先生もひとつになって
何かをつくりあげる姿にとても感動したんだと思う。

でもだからといって、今の俺と、自分の親父や、目の前の誰か、
と比較してどっちが幸せなのか?なんて全然分からない。

その時代はその時代の価値観があって、
その中でその人達なりに生きてきて辛いことも幸せなこともあったと思う。
だから「こう生きればもっと幸せになれるのに」っていうのは、
すごい思い過ごしなんだろうなと思う。

時代の切れ目に今ちょうどあるからこそ、
前の時代の価値観を大切に生きている人と、
今の時代の価値観を大切に生きている人が混ざっている。

それ自体が繰り返すことなのだと思う。

今の時代の価値観を大切に生きる人がもっと増えていった先に、
種としては感情や感覚を大切にするようになっているので
敏感になっていたり弱くなっていったり。

そうすると今度は次の価値観が生まれていく、
その繰り返しのただの途中にいるんだろうなと思う。