風車

デイアンドナイト

今日は、本日から全国公開の映画「デイアンドナイト」を観てきました。

秋田県がロケ地だったのがきっかけで観に行きましたが、その引き込まれる内容に、観終わった今もなお心に存在を残してくれる映画でした。

公開初日ということで、舞台挨拶も見ることができました。阿部進之介さん、安藤政信さん、清原果耶さん、藤井道人監督、そして山田孝之プロデューサー。とっても仲が良さそうで、終始楽しそうでした。みなさんカッコよくて、可愛くて、凛としているのにお茶目で、素敵でした。


内容については、いま、本当にいま、リアルタイムで社会に問題提起されていることにも通ずるところがある映画だったと思います。

道徳ってなんだっけ、なにがいけないことでなにが正しいことなんだっけ、それって誰が決めるんだっけ?

なんだか迷子になりそうです。ゆっくり溶かしながら考えても、あまりにも哲学的で属個人すぎて、答えが1つじゃなさすぎます。うーん。名探偵のコナンくんは「真実はいつも1つ!」と言うけれど、正義とされるものは人の数ほどある。


大学でこういう授業があったのを思い出しました。

このお話の登場人物を好感度が高い順に並べて議論しようというもの。

▼当時のツイートです(タップするとnoteに戻りづらいので、最後にタップする方がよいかもです笑)

自分とまったく異なる人はもちろん、同じ性別、学生という似たような環境でもまさに十人十色の意見が出ていました。
いい授業だったなあ。


そして映画では、見覚えのある秋田の風景もちらほら。三種町の景色、鹿角の景色、秋田銘菓「金萬」の紙袋、新政や高清水などのお酒の名前たち。協賛企業や市の数々。
雄大に立ちそびえて淡々と回る風車は、温かくも冷たく見えて、風車そんな表情もできたんか〜〜い、と思いました。


すこし話が逸れてしまいますが、「優しい」って何だろうと考えることがあります。つい最近までは、優しさ=想像力だと思っていました。けれど、仮に想像できたとしてもそこから先は各個人に任せられていて、結局は性格が言動に反映する。同じことを想像できたとしても、その後に何を言うか、何をするか、何もしないかはそれぞれに委ねられます。そうなると、想像力はありきだけれども「優しい」って一体なんなんだろう?自分のなかにある正義と合致する相手にしか優しいと思えないのかなあ?


っていう面倒くさいことを永遠と考えて、結局「お腹いっぱいで幸せならそれでいいや」みたいな結論に陥ります。
ロッテの雪見だいふくみたいなパッケージの濃厚生チョコのアイス本当に美味しいからおすすめです!!!


デイアンドナイト関係者の皆様、秋田を選んでくれてありがとうございました。


おわり



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