華村@小説、エッセイ

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華村@小説、エッセイ

小説やエッセイを書いています。普段は別のアカウント(https://note.com/stwtcpld)で中国にまつわることを書いています。

最近の記事

朝の運動時に何を聴くか問題

本アカウントのほうで、子どもが生まれるにあたって義母とお手伝いさんに来てもらう体制をとっていることを書いた。 おかげで僕は嫁の出産直後にも関わらず、それまでの生活ルーティーンをほぼ変えることなく生活できている(もちろん必要な時は、というか必要じゃなくてもどんどん出しゃばって子どもの世話や奥さんのケアもしてますよ)(こう書かないと、いまどきはすべてを女性に押し付けるDVクソオス扱いされかねないですし。怖い怖い)。 カッコ書きが妙に長くなったが、ルーティーンを変えていないとい

    • 真実の愛の話 〜Side B〜

      上海浦東国際空港、深夜の第2ターミナル。 明滅する飛行機のライトと、大地を彩る誘導灯を眺めながら、私はあの人の、整った白い歯を思い出していた。 あの人の微笑む唇からは、いつもキレイに磨いているんだと自慢する、白い歯がのぞいていた。 +++++ 私が生きるために重ねた嘘を、あの人はことごとく受け入れてくれた。 これ見よがしのネックレスは親からもらったのでも、あの人の「ライバル」から贈られたものでもなく、ただ演出のためにネットショッピングで手に入れたまがい物。本当の値段

      • 嫌いな人の名前を、すっかり忘れていた話

        これまでの人生で、どうしても許せない人間が何人かいる。その一人は、昔の会社の、ある時期の上司だ。 当時は仕事を始めて2、3年目だったと思う。転勤で移った職場には、最悪の上司がいた。細面で嫌味な話し声の、言ってはなんだがいかにも小狡そうな男だった。その人は何かにつけて細かく、1つのミスをいつまでもなじってくるような人だった。そのミスを理由に、いつも長時間の雑用を強いられた。 いっぽうで自分のミスには甘かった。何か事が起こればいかに自分に責任がなく、それが周囲のせいであるのか

        • 僕が通ったカルチャーたち(音楽編)

          一応は小説を書くために立ち上げたこのアカウントだけど、絶賛行き詰まり中。「どうせ下手なものしか書けないんだから気負わず発表しろや」という自分と、「最初の一作なんだから気合い入れろや」という自分がぶつかり合って、膠着状態になっている。 あまりにアカウントを休眠状態にするとそのまま風化させてしまいそうなので、また好きなものの話を書こうと思う。前回の終わりには「次は漫画編」と書いたけど、ガン無視して音楽の話をする。いつだって予定は未定だ。 +++++ 父は若い頃に音楽をやって

        朝の運動時に何を聴くか問題

          僕が通ったカルチャーたち(ゲーム編)

          とりあえずは中国以外のことを書いてもいいアカウントをつくったということで、気ままに書いていこうと思う。最初はとにかく好きなものの話をする。 ……で、最初はあらゆる媒体のカルチャーのことをまとめて書いてたんだけど、それだととんでもない字数になりそうなので、急遽「ゲーム」「漫画」「映画」などにカテゴリーを分けることにした。 それで、今回はゲームのことを書く。 +++++ 幼稚園の頃までに、友達の家に行ってファミコン(ゲームを指す一般名詞としての「ファミコン」ではなく、「フ

          僕が通ったカルチャーたち(ゲーム編)