「台湾有事」についての、中国在住者の悟り

先日のマガジンで、中東情勢の混乱（に限らず世界で何かきな臭いことが起きるたびに）に乗っかって「台湾有事が近い」「次は台湾有事だ」などの言説が飛び交うことについての違和感を書きました。

今日のマガジンではもう少し踏み込んで、中国在住者の視点から見た時、「台湾有事」について考えていることは何なのか、本当に怖いのはどんなことなのか、ということについて書いてみたいと思います。

+++++

日本のメディアやSNSの「有識者」が煽るように、台湾有事の可能性が日に日に高まっているとか、あるいはすでに目前に迫っているとかいうことはあまり心配していません。それらはおそらく事実ではなく、解像度の低い物言いだからです。

個人的には、「台湾有事」という言葉に感じる怖さってそこじゃねえんだよな、という気がしているんです。

では怖いのは何かというと、