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ぶっちゃけ理解不能、中国の子育て謎ルールいろいろ

先日のマガジンでは、家に義母とお手伝いさんが来て育児(+嫁の産後のケア)を手伝ってくれている話を書きました。その中で、中国の子育て習慣の中にちょっと戸惑うようなものがあることについて少し触れました。

今日はそういう謎ルールをいくつか羅列してみます。もちろん中国全体というわけではなく個人差・地域差はあるのだろうし、僕の家族だけのルールも中には含まれているのかもしれませんが、ともかくお楽しみください。

おしりふき、使用禁止

まず、もう何度も書いているのですが、いわゆるウェットタイプのおしりふきの使用がNGです。

僕は子育て未経験ながら、日本の子育ての文脈ではおしりふきがとにかく便利だと絶賛されていることは知っていたので、出産に備えてわざわざ購入していました。しかし、実際にそれを使おうとすると、「小さい子はお尻が冷えるからダメ」といって咎められてしまうのです。

代わりに温水を用意して、赤ちゃん専用の不織布ティッシュを濡らしてからおしりを拭いています。毎回温水を用意するのが面倒なので、保温ポットに温水を用意しておくという作戦を考えたのですが、それも「ぬるい!」とか「熱い!」とか言われるし……。

しょうがないので熱湯だけ用意しておいてその都度調整していますが、それもまた面倒です。正直、これに関しては義母やお手伝いさんが去ったら一秒でも早く廃止にしようと思っています(嫁もあっち側寄りなのが気になりますが……)

服、めっちゃ着せる

あと、みんな子にとにかく厚着をさせようとします。おしりふきの例からもわかるように、中国の人々は「冷え」を何よりも敵視しているからそうなるのでしょうが、新生児に対しても同じなのだなと実感しています。

前から子どもたちがめちゃくちゃ厚着なのは気になっていましたが、いよいよ自分の子にもその順番が回ってきたな、という感じです。

特に義母はベッドで寝る新生児に対して、薄手の赤ちゃん着の上にさらにもう一枚、毎回モコモコした上着のようなものを着せようとしてきます。ちなみに僕が住んでいる広東省は、4月から11月まで夏みたいなクソ暑い天気のところです。もちろんいまも暑く、日中は30度を超えるような天気です。

あまりに蒸れそうだし、さすがに重ね着はやめてもらったのですが、それならばと布団を何重にもかけていたりします。その執念はどこからくるのか。

エアコンを使いたい衝撃的理由

もうひとつ、「冷え」嫌いに関して衝撃的だったことがあります。

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