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寒くても絶対に窓を開けたい中国嫁 vs.閉めたい僕

寒い時期になると、僕と中国人の嫁の間である対立関係が発生します。

それはタイトル通り、寒くても換気のために窓を開けたい嫁と、寒いんだったら窓を閉めればいいじゃないと思う僕の静かなる闘争です。以下に説明します。

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中国の人々は、空気の流れが滞ることを非常に嫌い、どんな状況でも窓を開けて換気をしたがる傾向があります。うちの嫁などは家の空気の流れが悪くなったのを少しでも感じると、「好闷hao men!」(空気が蒸してて、うっとうしい!)といって家じゅうの窓を開けようとします。

それが気温の高い時期であれば別にいいのですが、冬場でも同じようにしようとするのでちょっと困ったことになります。「寒いんだから、開けないでよ」というと、「厚着すればいい」とやり返して来ます。僕は汗っかきで厚着が好きではないのですが、もうこうなった時に話を聞く人ではないのはわかっているので、ブツクサいいながらも分厚い部屋着をはおり、靴下を2枚履きしたりします。

そして部屋が冷えてきて僕が耐えられなくなったり、厚着がうっとうしくなったりすると、嫁の目を盗んでこっそり窓を閉めます。そしてまたしばらく時間が経つと、また嫁が「好闷hao men!」と言い出して窓を開け……という、静かなる窓の開閉戦争が繰り広げられます。

これが冷え込んだ季節の、我が家のお決まりの光景です。

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ちなみに同じく中国人の傾向として、基本的にどれほど寒くても暖房をつけたがらない、というものがあります。より正確にいうと、上から温風が出てくるエアコンタイプの暖房器具を多くの人が苦手としています。

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