中国社会の世代間対立と、社会の変わりゆくスピード

こんなツイートが目に留まりました。

中国の留学生を見ていると、多くが親に猛烈な不満を抱いているのである。小さい頃から勉強させられ続けて、大学を卒業したらいい会社に入れ、そして早く結婚しろとプレッシャーを与えられ続ける。その元凶としての親、と。

— desean takahashi (@desean97) March 23, 2023

ツイート主は大学教員の方です。おそらくは普段から中国人留学生に接している中で、彼らの多くが親に不満を抱いているように見える、というお話です。

中国の若者が小さい頃から勉強漬けで苦しい思いをしていることや、立身出世ならびに結婚への期待（という名のプレッシャー）を親から強く受けていることは、僕のnoteでもたびたび話題にしています。

主体性などほとんど認められないような仕打ちを受けて育ち、激しい競争を生き抜いて社会に出たかと思えば、今度はさっさと結婚しろなどと言われる。ついこの間まで恋愛なんかにうつつを抜かすな、将来のことだけを考えて進めと焚き付けられていたにも関わらず、です。

そりゃまあ、若者は文句のひとつやふたつ言いたくもなるよな、ということは容易に理解できます。

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また、こうした世代間のすれ違いが起こる理由として、たぶんいまの親世代と若者世代とでは、育った社会の環境が違うこともあるのではないかと思います。