鈴木 寛太@動かしやすい身体づくりトレーナー

本来あるべき機能を取り戻すことこそ“ストレスから解放されるカギ”だと信じて日々トレーナ…

鈴木 寛太@動かしやすい身体づくりトレーナー

本来あるべき機能を取り戻すことこそ“ストレスから解放されるカギ”だと信じて日々トレーナーとして活動しています!

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キレ・ノビの正体は球質だけにあらず

投手なら誰しも、キレのあるボール・ノビのあるストレートに憧れ、それを求めて、日々、試行錯誤して練習に励んでいると思います。 では、キレのあるボールやノビのあるストレートのからくりは何なのでしょうか。 「実際に向かってくるボールとイメージのギャップ」 特にキレを感じるのはこのギャップによる影響が大きいです。 ノビについては初速と終速の差が少ないほど、ボールが浮き上がっているように感じると言われますが、ここでも初速から予測した軌道よりもボールが垂れてこないという意味ではギャッ

    • 投球パフォーマンスの高める前に

      その練習方法、指導者の怠慢になってませんか? 筆者が学生の頃、監督・コーチに、何故こんなに走り込まないといけないのかと聞いたことがあります。 「足腰の強化」  これだけなら、まだ納得できました(身体についての知識をつけた今ではなっとくできませんが…)。 「この苦しさを乗り切った経験が試合の苦しい場面を乗り切る糧になる。」  多少なりとも作用するのかもしれません。  しかし、ノーアウト満塁のピンチの場面でその「精神論」はマウンドの上では何の助けにもなりませんでした。

      • アスタキサンチンの抗酸化力が強い2つの理由

        アスタキサンチンの抗酸化作用が強いのはその他の抗酸化物質と体内に存在する場所が違うからである。 【アスタキサンチンは体内のどこにある?】アスタキサンチンはなぜ強力な抗酸化作用をもっているのか。 それは体内での在り方の違いにあります。 ビタミンEやβ-カロテンなどといった物質は体内において細胞膜の中か外にしか存在することができません。 しかし、アスタキサンチンは細胞膜を貫通する形で存在します。 この貫通する性質によって、細胞膜の主成分であるリン脂質が過酸化脂質になるのを防

        • 最強の抗酸化物質「アスタキサンチン」

          アスタキサンチンときいてどんな食品を思い浮かべますか? 「サーモン、エビ、カニ、タコ」 赤色の食べ物が思い浮かぶかと思います。 アスタキサンチンは近年非常に注目されている栄養素の一つで、日本が世界で最も研究が進んでいるとも言われています。 ファイトケミカルの記事でアスタキサンチンの効果について軽く触れていますが、今回はアスタキサンチンが注目されるきっかけになった抗酸化作用についてお伝えしていきます。 こちらも併せて⇩⇩⇩ アスタキサンチンが最強だとされる所以アスタ

        キレ・ノビの正体は球質だけにあらず

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        • ピッチングのあれこれ
          2本
        • Nutrition Guide
          24本
        • 筋トレ考察マガジン
          17本

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          アンチエイジングをするにはまずは活性酸素を理解しよう

          アンチエイジングという言葉がメジャーになり、若々しさを保つポイントとして「酸化」「抗酸化」というキーワードをよく耳にするようになりました。 このことに大きく関係する物資が“活性酸素”です。  【活性酸素って何?】活性酸素(Reactive Oxygen Species : ROS)は、原子状態の酸素や電子状態が不安定な酸素分子のことで、酸素よりも化学反応をしやすく、とても反応性が高い特徴があります。 呼吸で取り入れた酸素の一部は体内で食物を代謝してエネルギーを産生す

          アンチエイジングをするにはまずは活性酸素を理解しよう

          脱水とパフォーマンス

          こんにちは! かなり9月に入りましたがまだまだ暑い日が続いています。水分補給はちゃんとできていますか? 前回の記事では水の重要性についてお伝えしましたが、今回はもう一歩踏み込んで、脱水がパフォーマンスにどのような影響を及ぼすのかお伝えしていきます。 前回の記事も併せて読んでいただけるとより理解が深まります。⇩⇩⇩ まずは脱水の種類から把握しましょう一概に脱水と言ってもその種類は様々です。その脱水がどんな種類なのかでどのようなアプローチになるのかが異なるため、しっかりと

          水分の役割と重要性~ダイエットで1日4ℓははったりです~

          お久しぶりです。先日、梅雨入り宣言がされ、暑くジメジメした日々が続いています。 この時期は暑熱順化できておらず、発汗量が多くなるため脱水を起こしやすい時期になります。 そんな時に必ず行うのが“水分補給” 今回は身体に欠かせない水の役割についてお伝えしていきます。 ●概要人間の身体にはおおよそ50~75%水分が存在します。これは年齢や性差によりますが、胎児ではおおよそ80%、赤ちゃんが75%程度、成人が60%、高齢者になると50%くらいまで減るとされています。 成人の

          水分の役割と重要性~ダイエットで1日4ℓははったりです~

          おはようございます!最近さぼりすぎた…(笑)

          おはようございます。最近いろいろとやることが多くと全然投稿できていませんでした…(言い訳) 書きたいことが溜まりにたまっているので、ぼちぼち記事にしていきます。 これからも温かい目で応援していただけると幸いです!

          おはようございます!最近さぼりすぎた…(笑)

          腹筋で首が疲れてしまう人の対処法

          クランチをしていたり、シットアップをしている時にやたら首が疲れてしまう人は必見です! クランチ等のトレーニングで首が過剰に疲れてしまう人の特徴 ●頭部の前方突出・頸部のアライメント不良 ●前庭覚とその他の機能の統合がうまくできていない クランチを指導している時 「しっかり腹筋使えましたか?」 「腹筋より首が疲れました。。」 「首ですか…(フォームはそんなに問題があったようには見えなかったのになぁ…)」 こんな経験ありませんか? 当時の私は「腹直筋が弱いから代

          腹筋で首が疲れてしまう人の対処法

          筋肉のリリースだけでは姿勢不良は治らない~感覚統合編~

          前庭覚だけトレーニングしても日常の姿勢制御にはほぼほぼ役に立ちません。 前庭覚はあくまでも「加速と平衡感覚」を感知する器官であり、四肢の位置など自身の身体の位置は把握できません。 ここが前回質問させていただいた「バク転とバク宙」はどこでその違いを判断しているかという答えになります。 前回の記事⇩⇩⇩ 人間の感覚器には前庭覚のほかに皮膚や筋肉、骨、腱、靭帯、関節から得る表在感覚や深部感覚などの体性感覚や視覚によって自身の身体の位置を把握しています。 体性感覚や視覚によっ

          筋肉のリリースだけでは姿勢不良は治らない~感覚統合編~

          筋肉のリリースだけでは姿勢不良は治らない

          姿勢改善のアプローチはどんなものか 一般的に姿勢改善と聞くと拘縮した筋肉をリリースして骨格調整をするみたいなアプローチをされることが多いです。 もちろん、それによって一時的に改善することは往々にしてあります。 しかし、根本の原因にアプローチをできているかと聞かれる「う~ん、ちょっと足りないかな」というのが正直なところです。 結論 根本的に姿勢改善をするなら「前庭覚」もトレーニングしろ! 『筋肉に対するアプローチだけでは根本原因の解決にならない理由』拘縮した筋肉のリ

          筋肉のリリースだけでは姿勢不良は治らない

          噛み合わせがパフォーマンスにおおきな影響を及ぼす?

          ステフィン・カリー選手が試合中にマウスピースを口から出して咥えている光景をよく目にします。 マウスピースといえば、ボクシングやK-1などの格闘技やラグビーなどの激しいコンタクトスポーツをしているアスリートがつけているイメージが強いですが、近年では、海外をはじめ、国内の多くのアスリートが着用しています。 マウスピースをつけるとどうパフォーマンスが変わるのか? そんな疑問にお答えしていきます。 結論 ①マウスピースを付けるとパフォーマンスアップする可能性が高い ②歯並

          噛み合わせがパフォーマンスにおおきな影響を及ぼす?

          ココナッツオイルを有効活用するには?

          一時期、ココナッツオイルのダイエット効果が注目されてものすごく流行っていました。 バターコーヒーなんてまさに良い例です。 ココナッツオイルにダイエット効果があるとされる理由は中鎖脂肪酸にあります。  結論 「ココナッツオイル自体にはダイエット効果はない!」ただし、置き換えることで脂肪減少効果の期待はできる。 中鎖脂肪酸は吸収速度が早い ココナッツオイルを語る上で中鎖脂肪酸を知ることは必須です。 中鎖脂肪酸とは炭素数が8-10のカプリル酸(8)やカプリン酸(10)と

          ココナッツオイルを有効活用するには?

          加速と減速

          ジェームス・ハーデンのチェンジオブペースの鋭さも、メッシのキレキレのドリブルも、そこには必ず「加速と減速」が存在しています。 上記の例はアスリートのプレーで例えましたが、一般的の方であっても無視はできません。 例えば、歩行動作でも歩き出すときに加速をし、止まる時に減速します。 信号が赤なのに減速ができないからと言って無視して直進する人はいませんよね。 加速と減速のコントロールは動きのキレをうみプレーを格段に飛躍させることに繋がります。 ●軽視されがちな減速 加速も

          セルフでできる3つ❝Knee in❞の解消方法

          「スクワットをするとどうしても膝が内側に入っちゃう」 「膝が内側に入ると膝を痛めるリスクが上がるので気をつけましょう。」 「いや、そんなこと耳にタコができるくらい聞いてるから、わかってんねん!」 こんなこと思ったことないですか? 私の指導した経験則でも結構な割合でいます。 特に女性に関しては2人に1人、下手したら1.5人に1人くらいの割合でKnee inする傾向にあるかもしれません。 女性は男性に比べ骨盤幅が広く前捻角が増大している傾向にあります(内股になっている

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          食欲のコントロール~ホルモン編~

          今回は食欲のコントロール第二弾ということで、「食欲のコントロールに必要なホルモン」についてお伝えしていきます。 前回は満腹感と空腹感のメカニズムについてお伝えしました。 まだ読まれていない方は先に目を通していただけると今回の内容も理解しやすいです。⇩⇩⇩ それではさっそく本題に入っていきます。 ●食欲をコントロールするホルモン①インシュリン(インスリン)インシュリンは血糖値を下げ、肝臓や筋肉に糖質を取り込むために働くホルモンとして知られています。 糖質制限ダイエット

          食欲のコントロール~ホルモン編~