【好きなキャラクター】デッドプールってなんぞや?にわかのざっくり紹介と映画感想
端書
7/24に公開されたデッドプール&ウルヴァリン。日本では本国アメリカより二日前倒しで先行上映というおま国を敢行したから驚いた。
久々のデッドプールの新作にあのウルヴァリンが復活するアメコミファン大歓喜の映画なわけで…
とあたかもアメコミガチ勢です!みたいな前振りだが意外とにわかだったりする。
少なくともエンドゲームまでのMCUやスパイダーマン関連は全て観てきたがX-MENはノータッチ。
そんな自分でも大好きなデッドプールだが、そもそもデッドプールとは?何故人気なの?というのをざっくりにわか視点から。
デッドプールって何者?
デッドプールはスパイダーマンやアイアンマンといったマーベルコミック出身のキャラクター。
調べてみたら誕生したのは90年代と長いマーベルの歴史においてまだ新しい印象がある。
コミックと実写で大幅に設定が異なる場合もあるがデッドプールは大体一緒。
軍の元特殊部隊だが癌に侵されてしまい、治療のため実験を受けた結果癌の進行は止まったものの副作用で醜い顔になってしまう。
癌の進行を食い止めたのがヒーリング・ファクターと呼ばれる再生能力。
銃弾で風穴を空けられても切断されてもたちまち再生する不死身の身体に生まれ変わった。
自分の身体を弄んだ科学者たちに復讐する為自作の赤いスーツを身に纏ったのがデッドプール、というのがざっくりとした紹介。
デッドプールの魅力
元特殊部隊なので銃器や刃物の扱いに長けている。無茶苦茶な戦い方のようでありながら的確に急所を狙う。実写映画でもグロアクションが爽快で堪らない。
デッドプール自体は正義を背負うヒーローとは言い切れず場面によっては悪役にもなる自由奔放な性格なのも面白いところ。ど直球な下ネタなどスパイダーマンよりも踏み込んだ軽口と相まって憎めないキャラクターになっている。
アメコミのキャラクターの中でも一番特徴的なのが第四の壁を越えること。
要するに作品内での登場人物でありながらこちら側の読者に話しかけてくる、といういわゆるメタいを当たり前のようにこなすのがデッドプール。
マーベルどころか関係ないはずのDCコミックやら俳優やらづけづけと作品の枠を飛び越えて言及していくのだから釘付けになってしまう。
国内の作品で例えるならば銀魂のようなメタにチェンソーマンのような型破り。
そりゃあ日本でも人気になるのがわからなくもないような…
あなたのデッドプールはどこから?
2016年、2018年、そして今年2024年に実写映画が公開されたデッドプール。
日本国内では一応それより前からその存在を知る機会があったりする。
恐らく最も知名度が上がったと思われるのが2014年に放送されたアニメ作品のディスク・ウォーズ:アベンジャーズ。
一切観てないがヒーローやヴィラン達がディスクに封印されてしまい、子供たちがアベンジャーズと協力しながら元凶のロキに立ち向かう話だったはず。
その中でデッドプールも登場するのだが人気投票で1位だったそうだ。
しかも声優さんがDIOやボーボボのあの子安さん。そりゃ癖強いわな…
それとデッドプール本編でも黒歴史みたいに弄られる2009年に公開されたウルヴァリン:X-MEN ZERO。
先に挙げたように作品自体は未視聴だがデッドプールで弄られる前から存在は知っていて何じゃこりゃ、と思ったのは覚えている。
他にも格闘ゲームマヴカプ3にてプレイヤーキャラだったり。当然のように昇龍拳を使っているのが面白い。
そんな中自身が初めてデッドプールを知ったのはニコニコ動画のランキングに浮上したゲーム実況。
国内未発売のゲームでデッドプールが存在する。
全身赤タイツでムッキムキの謎のキャラクターが気になり興味本位で見てみたら面白かった。
ヒーリングファクターにより癌細胞が常に再生と破壊を繰り返す苦痛で精神に異常をきたした結果、脳内で自分の違う人格と当たり前のように会話するだとか。
実写では難しい描写なのでよりコミックに忠実。
ゲームだからこそできる奇抜な第四の壁破壊がより面白かったのとデッドプールの好物であるチミチャンガ。
ゲーム内でやたら連呼するチミチャンガが気になって調べたら揚げたブリトーだそうで、滅多に料理しない自分が近所のコンビニで初めてブリトーを買って調理したぐらいには夢中だった。
デッドプール面白いなー、国内でも販売されないのかなーと満足した数ヶ月後に話題になった実写映画のテスト映像の流出。
熱が覚めやらぬまま実写映画の存在を匂わせられたので驚いたし運命的なタイミングだったと思う。
何なら当時まだアベンジャーズどころかMCUすら触れてなかったのでデッドプールには変に思い入れがあったりするのだ。
デッドプール&ウルヴァリンざっくり感想
ウルサマの虚無を晴らすために弾丸で初日に観てきたデッドプール&ウルヴァリン。
長々感想を書くつもりはないが昂ってきたので簡潔に。一応ネタバレは無い…かな?
冒頭にも挙げたようにウルヴァリン含めX-MENについては大雑把にしか知らない。
昔テレビをつけたらたまたま放送していたウルヴァリン:SAMURAIを観たぐらいだが茶碗に箸を突き立てるのは縁起が悪いよ、と作法を教わる場面しか覚えていない。
それでもローガンのあらすじと結末は知っていたのとMCU以外のマーベルの映画は漠然と知っていこと、そして一時期スマホでマーベルのお手軽な格闘ゲームを遊んでいたので漠然とキャラクターを知っていたのは大きかったかもしれない。
タスクマスターやムーンナイト、シーハルクなど実写版が発表される前から認知していた。
MCU入りで更に型破り!
元々20世紀FOX製作だったデッドプール。
ディズニーが買収したことで続編が危ぶまれていたが珍しいR指定で製作された上に、アイアンマンやアベンジャーズと同じMCUに組み込まれることになったもんだから前作以上に大暴れ。
冒頭からとんでもないことをしでかして爆笑した。デッドプールだからこそ許される。
既にウルヴァリンが卒業しようがMCUは既にマルチバース依存。違う世界からいくらでもウルヴァリンを持って来れる。
マルチバース作品の理想系
似たような展開で比較してしまうのがやはりスパイダーマンNWH。
別世界のスパイダーマンやヴィランが再登場したことで大きな話題になったがピーター自身は何も成長していなかったこと、FFHの壮大な尻拭いでしかなく鑑賞から数日経って熱が覚めたのを覚えている。
他にも壮大に何も展開しなかったギャラファイなど。
今作のデッドプールも結局しっちゃかめっちゃかに食い散らかして雑に収拾つけるんじゃねえの?と見くびっていたが、むしろマルチバースとちゃんと向き合った構成だったので大満足だった。
にわかな自分でも知っていたマーベルの歴史を紡いで勝ち取った世界。
冒頭の墓荒らしが虚無に繋がるのも胸熱だしこれまでのデッドプールを踏まえてこその集大成と言っても過言ではないはず…
それとMCUの3作目はそういう決まり事なのかは知らないがやたら喪失エンドが多く飽き飽きしていた。
主演のレイノルズの意向かは知らないがこれまで以上に暖かい着地だったのも清々しかった。
ウルヴァリンはやはり搾り取られるのかな…笑
余談…マーベル卒業リーチ!
元々デッドプール&ウルヴァリンを鑑賞するかすごい悩んだ。
MCU自体はエンドゲームの後、ブラック・ウィドウとスパイダーマンNWHだけは鑑賞したがやはりドラマシリーズ展開が大嫌いだった。
それまでMCUが面白いから見続けていたのにドラマシリーズの介入で完全に義務感を押し付けられる。
それでいてドクター・ストレンジやシーハルクのように監督がMCUの全容を把握していない・原作依存してMCUの流れと矛盾するなど明らかに破綻している。
やはりエンドゲームが集大成すぎた。
先の2作以外は今後も観ることがないし、例えデッドプールの続編が製作決定されようがさすがに観ないと思う。今作をもって今度こそMCUからは完全卒業。
一応Netflixで展開していたディフェンダーズも途中まで観ていたが改めて復習するのもさすがにしんどい。
となると残るは前後編で予定されているスパイダーバースのみ。
ストライキ云々で未定になったがいつになるやら…
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