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[適応障害と休職]#5 初めての復職

2023年の春から休職中。休職は2回目です。
ひたすら無気力だった時期。焦ったり、迷ったり。色々を経由して、2024年の今、感じていること、考えていること、体の状態。
自分で読み返せるよう、書いていこうと思います。
やっと、振り返ってみようと思えたし、今の感情を忘れたくない、と思ったので。


休職直後から復職のことを考えていた

 「まさか自分が休職することになるなんて。」
 3年程前に初めて産業医さんから休職を言われた時に最初に思ったことです。そして、直後に考えたのは「早く復帰しなきゃ」「周りに迷惑をかけている」「自分は無能」「家族に心配をかけてしまう」「収入はどうする」そんなことだらけ。

 休職し、動く気力さえないので横になっていました。だけど、頭の中は罪悪感でいっぱい。当時は休んでいる気になっていましたが、今、考えると、脳は休めていなかったと思います。
 その上、「ちゃんと休まなきゃ」とも考えてしまう。休むことも真面目にやろうとしてしまう。お出かけなんて、もってのほか。そんな歪んだ思考や不安に囚われていました。

体が動く=復職と思い込んでいた

 不安と焦りと罪悪感でいっぱいになりながらも、仕事を休んでいれば、ある程度は回復してる(ように思い込める)、動く気力は戻った。3ヶ月程度の休み期間を経て、早々に職場復帰の調整をしました。だって、動けるから
 3ヶ月目には終日仕事に関係ないパソコン作業で体を慣らしていました。生活リズムを取り戻し、終日仕事をしても大丈夫っぽい体力と集中力はあることを確認。
 当時はリモートワーク全盛の時期。パソコンの前に行ければ仕事はできます。そんな状況も、無謀な復職を後押ししていたのかもしれません。

 こうして、心は非柔軟な状態、歪んだ思考は歪んだまま。だけど、体は動くのだから復職。という、初めての復職を経験するのでした。

1回目の休職・復職の意味づけ

 今、思うと無謀な復職だったと思います。
 期間としては平均的な期間だったのかもしれない。約3ヶ月間。少なくとも、脳が休まって、体も休まって体力が回復する時間になった。でも、それだけ
 1回目の復職の際、会社が用意した振り返りシートを書きました。だけど、表面的な記述だったな、と思います。「内省」なんて全く知らなかった。「こう書けば産業医さんは納得するのでしょう」くらいの気持ちで書いていたのだと思います。

 今、2回目の休職を経験して、思います。
 この1回目の休職・復職には、私にとって意味があった。この時の経験がなければ、2回目の休職でリワークに通い学んだとしても表面的な理解で終わっていたことでしょう。
 自分に何が起きているのか。自分にとっての軸(=Value)は何か。働くことはどういう位置づけなのか。本当の意味で向き合うことができるよう、予備訓練をさせてくれた時期だったと思います。
 後にやってくる2回目の休職が人生の転期になったと思えるくらい良い時間を過ごせているように感じる。この時間を与えてくれるための経験値として1回目の休職・復職があったように思います。

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