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(うつ病・復職日記)想定通りには進まないものです

 2度目の出勤訓練中に書いています。

 体調不良に陥り、通院、休職、休養、場合によってリワーク通所、復職/社会復帰まで。
 置かれている状況、要する時間、使う制度、支援してくれる人、環境。全てが誰ひとりとして同じことはないと思います。私の場合、2度の休職を経験してますが、その2回ですら何もかもが違った。
 その中で、印象に残ったことを振り返ります。


*この記事は、私個人の経験のみを元に書いています。全ての方に適用できるとは限りません。そういう目で読んで頂ければと思います。

思うように進まないと思っておく

 大半のことが、自分の期待値と違う反応が返ってくることから始まりました。

 通院できる病院が見つからない。診断書って何?から始まる。または、自分、休職なの!? 私、復職できないの!?と、いちいち思うようには進まない事情が登場しました。

 当たり前ですが、初めて休職に至る人は、全ての手続きが初めてのこと。慣れている人はいないでしょう。その上、職場の人も職場から休職者が
出るのが初めて、ということも
ある。

 初めてだからしょうがない、と言うつもりではないですが、自分が思うようには進まないもんだな、と思っておく方がストレスなくて済む、と強く感じます。

相手に合わせて焦らなくて良い

 「x月x日までに⚪︎⚪︎書類を提出して」と会社は気軽に言ってきます。

 事務処理ですから、冷静に考えれば、そうなるでしょう。それでも、その言葉の向こうには病で苦しんでいる人がいる、と想像くらいはして欲しいものですね。

 私の経験上、その期日に焦って、慌てて動く必要はないまずは自分を大切に、体調を優先で良いと、今では思えます。間に合うに越したことはない程度で良い。
 診断書の提出期日が指定日通りでなくても遡って処理することになる、または何らかの支給日が遅れる程度です。

 何もかもが終わり、とはなりません

 苦しい状況にあるから休職になる。それなのに同僚は「休むなら引き継ぎメモくらい書いて」と言ってくる。適当に数分で書いて渡してしまえば良い。または見なかったことにして良い。

 業務は組織で取り組むもの。病気で苦しんでいる人が、最後の余力を振り絞ることはないと思う。と言いつつ、私は、じっくり資料を作成してしまいましたが。

回復したとて簡単には復職できないこともある

 主治医と相談した内容に沿って休養する。回復してくる。生活リズムも整う。

 主治医は「回復してきましたね、そろそろ復職を考えますか?」と言ってくれたとしても。

 会社の制度によって、復職できないことがある。ここでも思うように進まない。

 例えば。

 私の場合、「リワークに通ってください」と後から急に言われました。組織によっては「⚪︎ヶ月以上の通所が必要」ということもある。

 私の1度目の休職は、主治医の復職意見診断書を提出して即、出社訓練→復職、となりました。その出社訓練はオンラインのみ。だから、追加条件が出ると思っていなかった。

 状況が変われば条件も変わる。

 二度目だから、ということもあるでしょう。主治医はOKと言っても会社から復職NGを言い渡されました。このことは、当時納得がいかなかったものの、結果的には、良い出会い・学びがあったので、良かったとは思っています。


 うつ病・適応障害による休職は、再発率が比較的高い。再発は、ない方が良いのですが、未来の自分に向けて、伝えておきたいと思い、書き記します。

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