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(うつ病・復職日記)出勤訓練中は周囲の目が気になる。だけど。
2度目の出勤訓練中に書いています。
体調不良に陥り、通院、休職、休養、場合によってリワーク通所、復職/社会復帰まで。
置かれている状況、要する時間、使う制度、支援してくれる人、環境。全てが誰ひとりとして同じことはないと思います。私の場合、2度の休職を経験してますが、その2回ですら何もかもが違った。
その中で、印象に残ったことを振り返ります。
1年以上ぶりに出勤
出勤訓練、今回はオンラインと事業所への出勤の混在方式で行っています。どちらも緊張感がある。オンラインは自分が慣れ親しんだ場所からですが、なんとなくソワソワ。
出勤では出張者用フロアに行きます。元々、固定席がない組織。どのフロアにいようと大差ない。とはいえ、産業医さんが、訓練中は誰にも会わないように、と配慮して、このスタイルになりました。朝、所属長にサインをもらう以外は誰に会うこともなく時間が過ぎていきます。
知らない人のはずなのに見られている気がする
出勤するフロアは少なくとも自部門の人以外がいる。誰も知らない人。のはず。
だけど、周囲の声が聞こえてくる。ほんのり何故かプレッシャーを感じる。
こころを落ち着かせながら、自分の感情に寄り添う。あぁ、みんな業務をしているのに、自分だけ読書やリワークの復習をしている=業務をしてない状態に "引け目を感じているんだな" と思った。
そうか、そうなんだね。と客観視をする。
少しだけ、引け目から距離を取れた。
うん、リワークで練習した客観視が実践できている。
だけど、どうしても落ち着かないこともある。
誰かが歩いている度に、顔の向きが(恐らく)こちらを向いている、と感じるだけで、見られている気がして落ち着かない。
「この人は何をしているのだろう」と思われているのではないか、そう考えてしまう。なかなか慣れることができません。
案外、誰も自分を見ていない
こんな時、リワークのグループワークで出た話を思い出すようにしている。
「自分が思っている以上に、案外、誰も自分を見ていない」
という話です。良い意味で。
仕事でミスした、会議で失礼な発言をした。様々な場面で皆、多かれ少なかれストレスを感じている話が出た。そんな時に、参加者の方が言っていた言葉です。「他人は見てないし、気にしてない」と思うようにしている、と。
言われてみると確かにそうだな、と思いました。何故なら、私自身、他者の失敗(?)場面を覚えてない。せいぜい、メール中の名前の記載が呼び捨てだな、は気が付く程度。それすら、誰が書いたメールかまでは覚えていません。
それならば。互いに知らない者同士。何をしているかなど、見ているはずがない。ましてや、行っていることに対する感想など持たないことが大半だろう。
もし友人が同じ状況で困っていたら、そう言うだろう、と思った。なら、私の一番の友人である自分にも言ってあげよう、と思います。
実は自分は周りを見ている
逆に、私自身は周りの方の会話に聞き耳を立ててしまう。なんとなく見てしまう。
何故なら、業務に取り組めている人が羨ましいから。
「あー、あのことに困って相談しているのだな」
「この方も、この後、産業医面談に行くのか」
とか、つい聞こえてしまう。
でもそれは、少し特殊な、出勤訓練中という状況がそうさせているに過ぎない。何度か訓練を重ねることで、徐々に慣れていくはず。周りの様子が聞こえなくなり、今の自分に集中できるようになる。
リワークで実践を重ねた経験が自分を応援してくれています。
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