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探偵はBARにいる

札幌・ススキノ。探偵はいつものように行きつけのBARで相棒兼運転手の高田と酒を飲み、オセロに興じていた。そこへ“コンドウキョウコ”と名乗る女から電話がかかる。探偵は簡単な依頼だと思い引き受けたが、その直後に拉致され、雪に埋められ、半殺しの目に遭ってしまう。そこに再び“コンドウキョウコ”から電話が…。その依頼を渋々こなし、自力での報復に動き出した探偵と高田は、次第に事態の核心に触れていく。その過程で浮かび上がる、沙織という謎の美女と大物実業家・霧島の存在。そして、探偵は4つの殺人事件にぶつかる…原作:東直己 ススキノ探偵シリーズ「バーにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫)

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とても観やすくテンポの良い探偵活劇。
イメージ的に探偵と言う職業は忍んで行動すると思っていたので、こんなにアクティブな探偵だとちょっと刑事にも見えてくる、そこが私的には若干の違和感を覚えましたが、大泉洋さんがハマり役過ぎてそんな違和感はどうでもよくなる。

私の様な趣味に毛が生えたような作家にはとても勉強になる作品でした。映画と言う感覚よりTVの2時間番組の、たまにあるレベルが高いやつって印象。ひょーひょーとしてカッコ良くもないのにカッコつけて、それでいてカッコイイ感じがでるのはほんとお見事ですね、身体も作ったのでしょうかなかなかいい身体をしておりました。そのせいか暴力描写やアクションシーンもキレがあって笑えないちゃんとした形になっていたので文句のつけようがないですね、久しぶりに完成度の高い『活劇』でした、見応え十分で心に観たぞって気持ちが残りました。


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