元雑誌記者の益田・連続児童殺傷殺害の犯人で出所してきた青柳、交通事故で子どもを引き殺してしまった息子の父親山内・医療少年院で青柳を担当していた「先生」白石、大きくこの4つスレッドで構成されている感じなので、若干わかりにくい印象はあった。
益田は中学時代の親友の自殺へのトリガーとなる言葉を投げかけてしまった事に苦しみ、青柳は過去に起こした事件に苦しみ、山内は息子が起こした事件に苦しみ、白石は仕事ばかりで娘に向き合わなかった現実を突き付けられて、各々が『罪』に囚われ、悩み、苦しんでいる。
それはわかるのだが、演出と言うのだろうか、自分の中では『整理整頓』が出来ていない部屋に入れられた感じで、色んなものが散乱し、何から片付けるべきなのか手も付けられず一日が過ぎたって感じです。なので、129分がクソ長くて、それでいて何も残らなかった。
そもそも神戸連続児童殺傷事件の少年Aのお話ですよね、違ったベクトルの内容だと思っていただけにガッカリも大きかった。
キャッチコピーに見事にやられたと感じた。
あくまでも個人的意見だが。
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