Fukushima 50
当時の地震を経験し、仕事にも大きく影響した出来事なので、全身に鳥肌が立つシーンもあった。映像技術としては低いが、経験した事なのでゾッとする。
東日本大震災が起こってすぐに福島原発へと話が進むので、『わかってるでしょ?』みたいな早すぎる展開に若干違和感が出る。もう少し始まる前に原発について教えるようなシーンがあっても良かった気がする。
ただ、実際はこのような現場だったと知れて良かったと感じました。目の前にある死、それを知っていながら食い止めようとする原発職員。家族にメールしたりして死を覚悟して挑む。私が見ていた世の中では電気まだかよ!と文句を言い、店に押し寄せては売るものねーのかよ!と声を荒げる人々の姿、現場ではこんな事が起きていたのかと思うと、恥ずかしくなった。
映画としては個人的には説明っぽくなっても良いので丁寧さが欲しかったし、キャラが作り込まれた感じがあからさまだったけれど、事故の現場、そしてそこで命がけで戦っていたFUKUSHIMA50を知れた事が『良かった』と感じました。
電気がつくのが当たり前、つかなくなれば文句を言う。事故が起きればその会社のせい、何やってるんだと大騒ぎ。この作品を見て、何事も直ぐに怒ってまくし立てるのではなく、その現場で戦う職員の事を考えようと思いました。
当たり前なことなんて一つもないんだよね、電気がついてる時はありがとう、停電になった時も現場で復旧作業をしている方々に『ありがとう』なんだよね。
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