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バーバリアン

そこは、絶対に選んではいけない宿〈ホーム〉だった—— 仕事の面接のため、デトロイトを訪れたテス。深夜に宿泊のために借りたバーバリー通りにある家に到着するが、ダブルブッキングにより、すでに見知らぬ男キースが滞在していた。嵐の中、行く当てがなかったテスは、彼とともにそこに宿泊することを決意。その夜、自分の部屋で眠っていたテスは、部屋のドアが開けられ、家中を動き回る大きな音で目がさめる。翌日、地下室にトイレットペーパーを探しに下りたテスは、誤って鍵をして閉じ込められる。そこで、謎の扉を見つけるのだが…。

地味で目立った展開がないので、ダリオアルジェントっぽい空気感を感じながら観進めたわけだが。
と言っても単純な物語展開が読めて途中で飽きるだろうなぁとは思っていた…だが!意外や意外に読みを外してくる
トンでも展開ではないものの、合気道の様に見事に読みをスルスルと外してくる、これは楽しかった。
不気味な演出は多いものの、その真意は語られない、それが逆に妙な不安感と不思議感を感じる。
だからなに?なんでこうなった?
それらも全然語られない、なのに展開が気になって、気味の悪い空気にどっぷりと漬かっていたくなる、映画は個人の感じ方なのでお勧めする事はしないが、言い方を変えるとお勧めできない作品ではないと思う。

怒りや悲しみや恐怖や理不尽やらがたくさん詰め込まれてる割には静かでじんわりと薄気味悪い作品でした、私は好きです。

ラストに大好きな曲がかかるので気分が上がりました。

ただ、タイトルのバーバリアンってのはちょっと違うかな、女戦士って要素は無かったですね。

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