34本の読書記録を書いての振り返りと、これからのアップデート
はじめに:「#週一文庫」とは
「#週一文庫」と銘打って、読書ブログを続けていました。
今年の始めからスタートし、週一冊の文庫本もしくは新書を読み切り、その書籍のおもしろさを抜書きしつつ紹介するものです。ちょこちょこ抜けはありますが、それでも基本的には続けました。
ルールをシンプルにすることで、とにかく続けることを大事にしました。
一番ビュー数があったのが「ナボコフの文学講義」で、
一番いいね数が多かったのが「吉原はこんな所でございました」
でした。
ま、他クリエイターさんからしたら、大した数字ではないですが、こんな数字でも発見はあるもので......
ビュー数が少ない記事の方が、いいね数が多い傾向があるんですよね。なんとなく。意外です。
振り返ってみて、よかったところ
・毎週、一冊本を読み切る習慣がついた。
・ジャンルに縛られない(哲学から卵まで)読書は、新鮮だった。
・書店に通う癖が付いた。
・通勤電車でのスマホいじりが減った。
・読んだ本を読み返すことで、おもしろさがより深まった。
・読みっぱなしになって中身を忘れる程度が減った。
・「なんかおもしろい本ない?」に答えられるようになった。
・ポートフォリオサイトに上げるネタになった。
・noteバナー用の写真に、気を配るようになった。
昨年までのじぶんと比べて、明らかに読書の質が変わりました。
特によかったのは、「ジャンルに縛られない」という点です。
ともすれば、同じようなビジネス書ばかり読み漁ってしまい、無為に時間とお金を消費してしまうところ、あえてビジネス書を禁止することで、読書の視野が拡がりました(もちろん、この「#週一文庫」以外にも本は読んでいるので、ビジネス書そのものを禁止したわけでは無いですが)。
良くも悪くも、同じことをずっと繰り返していても苦にならないので、気を抜くと同じような本ばかり読んでしまいます。
書店でこれまでは、ビジネス書やプログラミング系の技術書、あとはたまに漫画の書棚に行くくらいでした。しかし今年は、美術書・科学書・料理本・哲学書など、さまざまなコーナーへ立ち寄るようになりました。
ですから「#週一文庫」のフォーマットによって、様々なジャンルに触れるようになったことは、かなりの進歩でした。
振り返ってみて、反省したところ
一方で、すべてが成功とも云えません。以下は、34冊分続けた末の反省点です。
・noteに書くものが備忘録止まりになりがち。
-図解やじぶんなりの見解が不充分。
-校正もしていない中途半端な状態で配信しがち。
-読み手に関係無い読書メモになりがち。
-タイトルが書籍タイトルそのまま。
・締切を有耶無耶にしがち。
・読み終わった書籍の最終処分方法が未検討のまま。
全体的に、読み終わった後の noteに関する反省が多いです。
あまりハードル上げると続かないので、正直拘っていなかったのですが、こう振り返ると反省対象です。
書籍の選び方や、読み方には問題も感じないので、このまま続けてもよいのですが、ポートフォリオにも載せている都合上、質は上げたいと思っています。
問題と考えられるポイント
・読書は月~金曜日までかける一方、まとめは土日いずれか1日のみ。
・毎週ジャンルが異なるため、考える労力がかかる。
・まとめの視点・切り口に工夫をする余裕がない。
・「週一」の締切が厳しい。
要は読んだ後、咀嚼せずまとめに入ってしまうのが、問題だと思われます。
かといって、ただ締切を延ばすのも、あまり効果があるようにも思えません。まとめの視点・切り口は、読む前に決めるべきであり、読んだ後に考えても仕方ありません。先に決めておかない限り、読み方が変わらないためです。したがって、ただ締切を延ばすだけでは、まとめ方/noteの書き方には影響が薄いと想定されます。
課題仮説
仮説としてはやはり、本を読み始める前に、まとめ書きについて見越しておくのが効果的と考えます。
論文の参考文献を読む際は、無作為に読み始めるのではなく、ある程度参考文献のどんなことを参考にするか想定した上で読み進めると思います。また、アンケート調査等々のリサーチでも、ある程度結果を想定した(仮説を立てた)上で、調査を実施する(検証する)、という手順が推奨されていると思います。
同様に、今後は読み始める前に、まとめまである程度見越した上で、書籍の選定および読書~まとめに入って行きたいと思います。
アップデートに向けて
何はともあれ、まとめの視点・切り口のためにも、どんなジャンルの読書をしたいか、付箋に書き出し......
ホワイトボード上で、近しいジャンル同士をまとめながら、方向性を整理してみます。
普段接している話題かどうか、自分自身の興味がどうであるか、などといった視点で優先順位をつけた結果、まずは「珈琲」を話題にしようと思います。
そして、これまでの反省を受けて、しばらくは「珈琲」縛りで書籍を選び、ある程度方針がまとまった上で、noteまとめを書き上げていければと思います。
次にまとめ方ですが、かねてから見てきていた「スケッチノート」あるいは「観察スケッチ」のテイストで、手書きを加えていきたいです。
具体的なイメージとしては、
檜垣万里子 さんの観察スケッチ
もしくは、宮崎駿氏の描かれるもの
あるいはpinterestで見掛けるスケッチたち
こんなテイストでまとめを描きたいです。
ちなみに、本投稿のバナー画像赤いノートは、そのために購入したスケッチブックです。
当初は、モレスキンを買おうと思っていたのですが、矢張り気軽に描くには値段が高いので代わりを探し、レモン画翠でこれを見つけて即購入しました。
最後に
以上、最後にアップデート方針まとめると、以下の通りです。
・ジャンル縛りで書籍を選定。※まずは「珈琲」
・1ジャンル3ヶ月の期間で進める。
・まとめには、手書きスケッチを含める。
描いたものは、部分的にtwitterなどにも流しやすいので、上手く利活用していければと思います。
そんなわけで、これまでの形式による「#週一文庫」は、しばらくお休みして、まずは珈琲を題材にした記事をまとめていきたいと思っています。
タイトルこそ変えるかもしれませんが、引き続きこのマガジン方式は取ろうと思っていますので、よろしければ、フォローいただけますと幸いです。
引き続き何卒何卒。
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