#週一文庫「ハイデガー入門」竹田 青嗣
一番面白かったのは、P65-66 第二章『存在と時間』1 -人間存在の本質の研究
「この部屋にあるこのテレビは、客観的な「存在」としては、「放送された電波を受信してひとびとの視聴に供するための機械」ということになる。さらにそれは、その機種、機能、値段、等々が一般的に記述されうる。だが、「配慮的な気遣い」から見られたテレビは、あるときは、映りが悪くて見にくいテレビであったり、部屋の割に大きすぎてうっとうしい調度だったりする。それだけではない。
今真夜中で<私>が寝ていると怪し