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#週一文庫 ぐでたまの『資本論』

一番面白かったのはp94 

お給料は多すぎても少なすぎてもやる気がでない

『給料は多いほどいい』と思いがちだけど、高すぎる給料を手にすると、満足して向上心がなくなる。低すぎるとやる気なんて出るはずもない。『頑張れば、もう少し上がるかも!』。そんな現実的で絶妙な金額だと、モチベーションは一番上がる。

労働する者を勤勉にしうる唯一のものは、適度な労働賃金である。『1巻 23章 資本主義的蓄積の一般法則』(三)」

”適度”がよいというのである。

今のじぶんはどうか?
基本的に、毎月の生活にはちょっと足りないくらいで、ボーナスの時期でトントンになる感じの生活をしている気がする。まさに"適度"な感じ。

身の回りはどうか?
勿論、人に依る。「なんであの人あんなに貰えてないん?」もあれば、「いや、あれであんなに貰えるなら、おれが替わりたいは」もある。つまり、"適度"でない場合を、まま見かける。

そんな様子から、最近「大きな会社で年向序列というのは、ちょっとした社会福祉施設みたいなものだなあ」と思っていた。若いモンは走り回り、学んで、気を張っていくことを求められる。これまで" がんばって(?)" 働いてきた諸先輩方を支えるべく、若いモンは擦り切れるまで走る。そして、諸先輩方はそれを"指導"し、成長を見守ることを仕事とする。

給料はもちろん、諸先輩方の方が高い。

くどいけども、若いモンが諸先輩方の指導のもと走り回って、諸先輩方がその上から指導する構図。
厚生年金の仕組みって、こんな感じじゃなかったっけ? と思う。

まあ文句書いても仕方がない。

それで、じぶんがどうしたいと思うのかというと「もしも、じぶんの"労働賃金"を、現状よりも遥かに悪い状態に置いたときに、じぶんの力で、それを"適度な"状態に上げていくことができるのか」という実験がしたいと思っています。

正直、他人の給料なんかいじれない。少なくとも今は。であれば、じぶんの給料をいじってみたい。そう思う。


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