バリアフリーを実現させるために点字ブロックをなくしました。
まずはじめに例として2つの文章をあげたいと思います。
1.子供たちの運動の場を増やすために新しい公園を作ります。
2.バリアフリーを実現させるために点字ブロックをなくしました。
1つ目の例を読んだ人はすぐに
前半の子供たちの運動の場を増やすためと
後半の新しい公園を作りますという2つの文章がスムーズに繋がり意味が理解できると思います。
それはなぜかというと、現在の世の中において、学校や公園での遊具撤去をはじめとした遊び場が減少していること、そこに加えて運動不足になっている子供が増えていることという状況を瞬時に連想しているからだと思います。
続いて2つ目の例についてはどうでしょうか?
前半のバリアフリーを実現させるためにと
後半の点字ブロックをなくしました
先程の例と比較してみると頭にはてなマークが浮かぶ人もいるのではと思います。
「目の不自由な人が使う点字ブロックがなくてはバリアフリーを実現できないじゃないか!」
そんな言葉がきっと出てくるはずでしょう。
この例は極端な文章ですが、車椅子利用者にとって歩道にある点字ブロックが走行の妨げになるため、代用になる表示を壁に配置するという事例が実際にあります。つまり、補足の説明があればこの文章へのはてなマークが多くの人の頭から消えることでしょう。
このような比較をしてなにを言いたいかというと人々にとってマイナーになっている知識や事柄について理解してもらうためには実実を交えた説明をしていかなければいけないということです。
私の目標であるバリアフリーを実現させていくためには、公共施設やインフラにおいてなぜ私のアイデアが生きるのかを理解してもらえるよう努力することが必要不可欠であり、そういった理解そのものが壁(バリア)であると常日頃痛感させられています。
しかしながら私が継続して行ってきたボランティア活動や学生団体活動に加えて日々の情報収集がいつか根拠として実を結ぶと信じているため、プライドと誇りを持って仕事をしていきたいです。
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