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#32 せんじゅくんにインタビューしてみた(3)

こんにちは。あっき~です。
このnoteでは身のまわりの音楽をやっているバンドマンやシンガーや音楽に携わる人にインタビューをして、その人となりを知ってもらおうというコンテンツです。

#32 せんじゅくんにインタビューしてみた(2)の続きです。

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【せんじゅくんのスポットライト】
個人サイト
出演したライブの動画、これまでに関わった作品等の紹介が掲載されています

note
過去を振り返って思うこと、未来を見据えて今感じていることなど、心の声をまっすぐな言葉で文章にされているのが印象的です

YouTubeチャンネル
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20歳 ロックバンド「Release」を結成し 第25回吹田市ヤングフェスティバルにて最優秀賞を受賞。
後にバンド名をハードロックバンド「BLUE DOZERS」に変える。

22歳「BLUE DOZERS」が解散し、活動の主体を「バンド」から「ギタリスト」へと移行する

個人サイトの経歴から引用

せんじゅ
ぼくと、ゆうやさんと、ベースのりーまんさんの3人でバンドを組みました。

あっき~
ゆうやさんはどこで出会ったの?

せんじゅ
けいおん!のオフ会にはじめて参加したときに出会いました。
最初はけいおん!のイベントで豊郷小学校で演奏する機会があったんですけど、ゆうやさんが誘ってくれるうちに仲良くなって。
知り合ってから仲良くなるまでのスピード感はすごかったですね。

あっき~
そうなんや。

せんじゅ
当時、けいおん!のオフ会で知り合った人たちって、けいおん!きっかけで楽器をはじめた人か、元々バンドをやってる人かの二極化してたんですよ。
だから、バンドをやってる人は、元々活動してるジャンルがルーツとしてあるので、そっちの活動に引っ張られるみたいな感じでした。

あっき~
で、バンド名が変わる、と。

せんじゅ
ぼくが曲を作れなくなってしまって。
どうしようかなぁ…と思ってたときに、ハードロックも好きやったんで、ハードロックでやってみよう、ということでバンド名を変えました。
見た目もバチバチにキメた格好で、ライブしてました。

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あっき~
ハードロックっぽい格好って何やろう…
アメリカンな感じ?

せんじゅ
そうです。
ぼくのテーマは完全にザックワイルドを意識してました。
バンドはぼくのスケジュールが合わなくなってきて、思うように活動できなくなってきたんで2年ほどで解散するんですけど、20歳前後は割と暗黒期でしたね。

あっき~
noteにも書いてたよね。

かと言って、コンテストで受賞しなかった方が良かったって思う?

せんじゅ
うーん…精神的な面で受賞しなかったら良かった、っていうのはありますね。
受賞したことで、勘違いを起こしちゃったから。

あっき~
だって、まだ20歳のころだし。
そりゃ勘違いもするよ。

せんじゅ
周りの目を気にしすぎるようになってしまって。
今はギターの上手な人がいたら、「自分ももっとがんばろう」って思えるんですけど、当時は天狗になってしまってたから、「自分の方が上手いから」って思い込んで、現実から目を逸らすというか。
今となっては、受賞しなかった方がバンドを続けられてたのかもしれないです。

あっき~
でも、メンバーと付き合いがなくなったわけじゃないんよね?

せんじゅ
そうですね。
ゆうやさんについては、今は雇ってもらってるくらいなので。
でも、バンドを解散してからしばらく連絡取ってなかったです。

29歳 ブルースを学ぶためにトモ藤田に師事。

個人サイトの経歴から引用

せんじゅ
緊急事態宣言で活動が制限される中、「この機会に、何かできることはないかな?」っていうので折角だからレッスンを受けてみようと思いました。
で、ブルース系のレッスンを受けたかったんですけど、なかなか教えてもらえそうな人がいなくて。
そのとき、ちょうどトモ藤田さんの本を読んだりしてたんですけど、本の後ろの方に連絡先が載ってて、連絡してみたのがきっかけです。

あっき~
へぇー。
じゃあ、オンラインでレッスンを受けてたってこと?

せんじゅ
いや、カセットテープです。

あっき~
えぇ?

せんじゅ
(トモ藤田さんは)アメリカ在住なんですけど、カセットテープが送られてくるんですよ。

あっき~
アメリカに住んでるんや。
え、カセットテープってそもそも、再生するデッキが存在しなくない?

せんじゅ
もう全然なくて、中古で探しまくって。
「全然ないやんけ!」って思いながら、ようやく見つけたんですけど。

あっき~
デジタル当たり前の時代にカセットテープって、なんでまた。

せんじゅ
トモ藤田さんのこだわりがあるみたいで。
カセットテープだと、限られた時間の中で教えられるっていうのと、カセットテープの音質だと奥行きや空気感がわかるから、っていうことみたいです。

あっき~
実際、カセットテープの録音だと、空気感が聴き取れるもんなの?

せんじゅ
めっちゃわかります。
DAWとかだったらインターフェースで音が加工されてしまうんですけど、アンプから出るクリーンの音を聴けるので。

あっき~
素の音っていう感じなのかな。

せんじゅ
聴感上(生で弾いてるのを聴くのに)一番近いと思います。
ぼくもビックリしたんですけど、思ったより音質が良くて。

あっき~
すごいなぁ。
普通にオンラインのやり取りもあるの?

せんじゅ
メールしたら返事を返してくれます。

あっき~
そういう感じなんや。
ビデオ通話で視覚的に見てもらって、フォームを確認してもらうとかもあるのかな?と思ったんだけど。

せんじゅ
どんなフォームで弾いてるかも、全部録音した音でわかるみたいです。

あっき~
へぇぇぇー!

せんじゅ
指摘されたことは「確かにそうやって弾いてるかも…」って思いました。
フォームを修正して弾いても「音の違いなんてわからなくない?」って感じだったんですけど、実際に(自分の演奏を)聴き返すと、「確かに、全然違うわ!」って思って。

あっき~
すごいなぁ。
てことは、トモ藤田さんからテープが送られてくるだけじゃなくて、せんじゅくんも録音して送り返すってこと?

せんじゅ
そうです。
課題で送られてきたテープのB面に自分の演奏を録音して送り返すっていう。

あっき~
アナログなやり取りなんやなぁ。
そのレッスンはどれくらい受けてたの?

せんじゅ
半年くらいですね。
すごい良い勉強になりました。

音楽と人とこれからの活動

せんじゅ
音楽活動の中で大きかった出会いっていうことでいうと、ゆうやさん湯毛さんとの出会いです。
ぼくが今まで音楽活動を続けられてるのは、2人のおかげやと思います。

あっき~
2人に声をかけてもらえたのは、せんじゅくんのアクション重視で弾くギタープレイが響いたっていうことなのかな。

せんじゅ
恐らくそうだと思います。
実際に、そういう弾き方がめっちゃ良いって言ってくれたこともあります。

あっき~
そういうアクション重視でギターを弾くきっかけはどこにあったんやろう。

せんじゅ
バック・トゥ・ザ・フューチャーに出てくるマーティ・マクフライの影響ですね。
ぼくの中で、ステージングの理想は、マーティ・マクフライがギターを弾いてるあのシーンなんですよ。

あっき~
マーティ・マクフライが、せんじゅくんの中でギターヒーローやったんやね。
ハードロックを聴いたりする中で、ギターヒーロー的な人に憧れたりしなかったの?

せんじゅ
ヴァン・ヘイレンとか、マイケル・シェンカーとか、速弾き系のギタリストに憧れて練習したんですけど、全然指が速く動かせなくて。
「速弾きはオレにはできん!」と思いました。

あっき~
なるほど。
最近はギターだけじゃなくて、歌も歌いたいっていう感じなのかな、って思ったんだけど。

せんじゅ
アコギを弾きはじめまして、歌も一緒に弾き語りした動画をアップするようになって、ギターを弾きながら歌うのが面白くなってます。
自分で弾きながら歌えたら、フットワーク軽く活動できて良いかな、と思って。

あっき~
ボーカルだけでライブに出たい気持ちもあったりするのかな。

せんじゅ
一応、コピバンで予定はあるんですけど、そういう今までと違うこともやっていきたいです。

今年の目標というか、今まで一緒にバンドをやったことがない人と一緒にバンドをやってみたい、って思ってます。
人と接する機会がなかったり、SNSでつながってるけど会ったことのない人もたくさんいるので、色んな人に会いたいです。

あっき~
なるほど。
今日はお時間いただき、ありがとうございました。

せんじゅ
ありがとうございました。

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インタビューを終えて

実際にお会いするまでは、ライブのアクションが豪快なこともあって、性格もそんな感じの人なのかな?と思っていたのですが、すごく落ち着いていて、気遣いのできる人、という印象でした。
これまでの経歴を聞かせてもらい、内容を整理して、文章にするということはうまくできたように思うのですが、せんじゅくんの感じた想い、気持ちを伝えようとする熱量は自身のnoteが圧倒的に感じられるので、せんじゅくんのnoteもチェックしてもらえるとうれしいです。

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以上でせんじゅくんのインタビューは終了となります。

ここまで読んでくれてありがとうございます。
次回のインタビューに続きますので、今後ともよろしくお願いします。

記事を更新するモチベーションにつながるので、もしよければ感想をいただけると嬉しいです。

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