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Kの向くままにおススメ映画『ありがとう、トニ エルドマン』ネタバレあらすじ感想日記

ありがとう。ホイットニーKです(嘘)。今回は『ありがとう、トニ エルドマン』。一言で表すと「娘を救う変身ヒーローオヤジの映画」です。



こんな人におススメ 

ヒューマニズム(人間らしさ)を大切にする人
日々の仕事に疲れている人
シュールなジョークが好きな人


要注意点まとめ 

▲感性の違いにより、コメディとして観れないかも


こんな映画です 

仕事人間のイネスはコンサルティング会社に勤めています。当然、顧客第一で、連絡があると休日も返上。そして顧客のニーズとはいえ多くの従業員を突然解雇する仕事も厭わないのです。
そんなイネスを心配する父 ヴィンフリート。心配の余り、バレバレの変装をしてトニ エルドマンと名乗り、彼女の職場や飲み会などに頻繁に現れます。


もう少し詳しく 

この不器用な父親の心を代弁すると、「娘には小規模でもいいから人を幸せにする仕事をして欲しい、そしてそれを通して娘自身が一番幸せになって欲しい」という事でしょう。多くの父親が娘に対して同じように思うはず。
しかし、ヴィンフリートが多くの父親と同じでないのは娘に対するアプローチです。人生を説く為に手錠とかブーブークッションとかは要らないだろ?
「パパは異常よ!」
そう言われても仕方ないよね。。

 一方、イネスは終始仏頂面であまり楽しい人生ではない事が父親でなくても見て取れます(演技か素か判らないけどこの女優さん、イネス役にピッタリだ!)。
休日返上の働き方に「お前は人間なのか?」と言われても仕方がない。。

しかし終盤、父に少しずつ影響を受けていたイネスは突然、全裸誕生日パーティーを強行!こんな突飛な事、やはりヴィンフリートの娘なんですねー。だがしかし、その更に上を行く父 ヴィンフリート!
《全裸 vs. 全身毛だらけ》!!!
…意味解らない人は、まあ観てください。。


観た後はこんな気分になりました  

神出鬼没!こんな父親絶対嫌だ ランキングでは結構上位に入るでしょう。クローゼット開けて父親出てきたら普通ショック死するよね?悪ふざけで手錠かけられて「鍵を失くした」とか、娘にしてみたら最低でしょうよ。
Kは娘にこんな事をしないつもりですが、気持ちは解りますね ⇒ 予備軍?

コレをコメディとして観れるかどうかは立場や感性によって違うかもしれません。ただ、メッセージとしては、親子の愛情、楽しい人生に必要なユーモア、自分や他者を不幸にする仕事はいけない など、多くの人が受け取れる映画だと感じました。

邦題を読めば最後はどうなるか分ると思いますけど、非常に心温まるハッピーな親子の絆エンドです。ブルガリアの魔除けの効果はバツグンだ!


心に残ったセリフ  

トニ :「有名な歯医者だよ。インターナショナル デンタルデザイン歯科だ。有名な先生だぞ。イタリア人の先生なんだ。彼は歯科医というよりむしろ……イタリアの建築家だ。」

設定では《笑えない冗談》となっていて、周囲は呆れ気味、イネスは呆れを越して怒りモード。しかし、Kにはかなりのツボでした。……娘に嫌われないよう注意します。

 

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