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Kの向くままにおススメ映画『女相続人』短文紹介

【財産を守り抜く映画】 

ウィリアム ワイラー監督と言えば『ローマの休日』『ベン ハー』などなど。そして本作はまた違った魅力、かなり多才。

亡き母の遺産で毎年凄い金額が自動で入るキャサリン。そして、父オースチンが亡くなればその遺産も莫大。
キャサリンはパーティーで突然求婚されるのだが、、当然の如くお父様は「財産が目当てだ!」と一蹴。「そんな二枚目にお前が好かれるはずがない。」……酷くないか?

婚約は破棄になりお父様との確執も修復不可能。キャサリンは重度の人間不信(男性不信?)に。。

男は財産が目的だったのか真実の愛だったのか、最後まで明らかにならないのですが、どちらであってもお話の筋やラストは変わらない。なので、Kにとってそこは重要ポイントではなくて、お父様のように人の気持ちや心よりも物質を大切にする《守銭奴マインド》は幸せを遠ざけるよ、ていう寓話のように捉えました。

オースチン :「今まで黙っていたが、真実を教えてやろう。お前は昔から取り柄のない娘だった。美人でもなく気の利いた会話もできん。お前の良い所は財産だけだ!信じたくないだろうが、彼はお前を愛していない。」

キャサリン :「お父様にも愛されてないわ!20年一緒に暮らして今やっと分かった。ずっと私を欺いていたのね!」

可哀想に…勿論Kは《取り柄のない》キャサリンの味方。もしも大した財産がなかったら…その方が幸せだったのでは?一番理解してあげるべきお父様がキャサリンの取り柄を分かってなかったんですよ。こんな素直で優しい娘は滅多にいないと思うけどね。


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