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#28: 一発録りOK!機材沼アカペラーがガチでオススメするオーディオインターフェース【6選】

こんにちは、もりーです。

少し前に書いた記事「#21: 機材沼アカペラーがガチでオススメするオーディオインターフェース【予算ごと】」がなかなか好評だったため、今回はアカペラバンドに対応したものをいくつかご紹介したいと思います。

#21では基本的にマイクが1~2本刺さるモデルのみを紹介したため、バンド全体で同時に録音するためには不十分でした。

一般的なアカペラバンドは4名~6名で構成されていることがほとんどであるため、必然的に4本~7本ほどのマイクが挿さるオーディオインターフェースを探すことになります。

以前Twitterでもつぶやきましたが、アカペラバンドの一発録りにおける「4声以下」と「5声以上」のハードルの差はかなり大きいです。

これは顧客層が「マイク(と楽器)での録音は4本までほしい層」と「8本まで欲しい層」がガラッと異なる点にあります。

前者はシンセ+ギター+ボーカル、ギター、ベース、ボーカル、4人までのポッドキャスト、2名ポッドキャスト+SE音源(ステレオ)、など比較的小規模での演奏などの録音用です。

そのため、今回は基本的にマイクが6本以上挿さるオーディオインターフェースを最低ラインとして紹介します。

いつも通り価格順に紹介します。

おすすめするオーディオインターフェース

3万円台

最低価格がこちらです。本当に機能としては最低限です。

TASCAM / US-16x08

最安がこれです。
3万円台ででマイク8本まで録音できるので操作ソフトの古臭さには目を瞑りましょう。

音もいまいちですがとりあえず一発録りしたいという方にはオススメできるかもしれません。
リセールバリューもあまり期待できないので本当にお金がカツカツな方以外は次以降のものを買いましょう。

録音的な側面から見ると44.1k/48k/88.2k/96k Hz、16/24bitと多様な録音の選択肢がありますが…まぁもうこの辺にしておきましょう。

4万円台

この価格帯からちらほらよく見る製品群が出てきます。

BEHRINGER / UMC1820

貧乏学生の味方、ベリンガーです。

高品質な8つのMIDASマイクプリアンプ(自称)を搭載しているらしいですがまぁ眉唾レベル。
一発録り環境をバンドやサークルで手軽に作りたい場合はこれも悪くない選択肢になると思います。

最低限の機能なのはUS-16x08と大差ないですが、こちらのほうが発売日的に新しいのでこちらのほうがオススメ度は高めです。

ZOOM / LiveTrak L-8

こちらも有名ですね。
ミキサーとしても利用できるため機材一つで色々と使い道があります。

本来ポッドキャスト用と銘打っているもののためまぁ音質は中の下といったところな印象があります。
サークルのミキサーが壊れたときのバックアップミキサーとしても利用できるので価値がないわけではないです。

4万円台も正直あまりパッとしないメンツです。

円安なため致し方ないところが大きいですね。なんでも高い…


6万円台以上~

こちらから多少まともなメンツになってきます。
一発録り機材はやっぱりコスパが悪い…

FOCUSRITE / Scarlett 18i20 (gen. 3)

6万円台としては破格の性能です。
型番に18と付いていますがマイクが18本刺さるわけではないのでご用心を。

名家フォーカスライトの格安シリーズスカーレットはデザインも機能もそこそこ優等生です。
8本までマイクを同時録音できるため、6人バンド+エアーマイクLR2本など、ライブの配信でも活躍できそうです。

音質にある程度拘りたいならこれ以上の機材を目標にしましょう。


LiveTrak L-12 (¥67,000)

先述したLiveTrak L-8の兄貴分でこちらはマイクが8本刺さります。
特にそれ以上コメントすることはありません。


MOTU / 8Pre USB

前回のオーディオインターフェースの記事でMOTUの良さを猛プッシュしたわけですが、こちらはその豪華なMOTUサウンドのプリアンプを贅沢に8発も利用できます。 

ADATでの接続にも対応しているため、RME Babyfaceの増設用にこちらを買おうかななど企んでおります。

2013年9月発売の製品ともうすぐ10年選手ですが、MOTUの冠は信頼に値するでしょう。

元々MOTUやSSLなどの大手老舗メーカーは最低8ch以上、多いものでは50ch以上のチャンネルに対応したオーディオインターフェースを発売していたのでMOTU M2やSSL2などの小さい個人用宅録機材は最近の流行りで生まれた製品の一つです。

BEHRINGER / X AIR XR18 

最後はこれ。
なんだかんだおすすめです。
マイクが16本刺さって10万円と今まで見た製品群の中で以下に安いかがわかるかと思います。

また、サークルで所有する場合はこれをメインのミキサーとして使うのにもぴったりです。

音良し、価格良し、サイズ良し の三拍子揃った完璧すぎるデジタルミキサー、XR18は本当におすすめできます。

個人で所有するには少しオーバースペックなのでサークル所有という点ですごくおすすめできます。

他にも、10万円ジャストで「FOCUSRITE / Clarett+ 8 Pre USB」などがあります。
こちらは先述したScarlett 18i20の上位機種となっています。プリアンプの質を求めるなら+4万は意外とお買い得ですね。

1バンド分のマイクが刺さるオーディオインターフェースはアカスピのエントリー動画やサークル内オーディションの新作動画などを撮影する際にも活躍するため各サークルで最低1台は欲しいですね。
「ガクセイ協賛」などの利用で負担額を抑えることもできるため、サークルが買うべき機材としてはかなり優先度が高いアイテムかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

バンドの一発録り、デメリットが目立つ割に初期投資にかかるコストが高いため、サークルなど団体で所有するために購入することをおすすめします。

本当に一般のご家庭でこのリストの中のものを持っている人がいたら100%変人なので距離を置きましょう。

一度買ってしまえば一発録りにいつでも対応できると考えるとマイクが8本刺さるオーディオインターフェースを買っておくのが仮に4声バンドが多いサークルなどでも安牌かと思われます。

先程も書きましたが、機材に関する相談や質問、「ガクセイ協賛」に関する質問等ありましたら気軽にDMをお願いします。

今後もアカペラサークル及びアカペラーに有益な情報を発信しようと思っていますのでTwitterのフォローやこの記事の拡散をお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございました、もりーでした。




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