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【イタリア大学院留学】事始め:大学院に合格し、進学先を決めるまでのはなし

どうも皆さま、こんにちは。
2年半ぶりにNoteに復帰してまいりました、アラサー社会人留学生です。

大学から社会に出て紆余曲折あり、イタリアの大学院で学ぶことになったので、徒然なるままに記録に残していきたいと思います。
どのような紆余曲折を経て今ここに至ったのかはまた別の機会にお話しできればと思いますが、簡潔に以下のような感じです。

  • 大学:国際系:一般教養(宗教社会学専攻)

  • 学生インターン:観光会社(アシスタント)と ITスタートアップ(組織人事コンサルタント)を兼務。

  • 社会人:インターンをしていたITスタートアップで勤務するものの、人事と折り合いがつかずに退社。同じくインターン先の観光会社にて拾っていただき、旅行スタッフ・サステナビリティ推進担当として勤務。

  • 大学院生:文化観光地における持続可能な運営手法について研究するため、大学院進学を志す。

おそらくこの記事に辿り着かれた皆さまはこれからイタリアその他海外への進学/留学を検討されている大学生または社会人かと思います。すでにそうした方はご存知かと思いますが、イタリアに関する情報は探すのになかなか骨が折れますし、何より閲覧するサイト/閲覧時期によってコロコロ情報が変わります。何が正しい情報で何が必要なのか、その判断の一助としてこのページを活用していただけたら編集者冥利に尽きます。

特に留学を考えてないけどここに辿り着いた皆さまも、何かのご縁かと思います。アラサー社会人留学生の珍道中を温かい目で見守っていただけると幸いです。

それでは事はじめに、大学院に合格して進学先を決定するまでのはなし。
少し長めですが、お付き合いいただけると幸いです。

ボローニャ・ボルゴ・パニゴーレ空港(ボローニャの国際線ターミナル)にて。
ようやく辿り着いたという感動と、長い旅の後の脱力でヘロヘロだったのを覚えています。

大学院出願〜合格(2023年11月〜2024年4月)

出願するまで

海外への進学について「入るは易し、出るは難き」という旨の内容を聞く機会があるかもしれません。イタリアについてもイメージそのまま、入学するにあたって(私が出願したプログラムについては)必要書類もそこまで多くはなく、オンライン出願システムに書類をアップロードして必要事項を入力するだけで終わり。後述するビザ申請の方がよっぽど骨の折れる作業でした。
また、並行してオランダの大学院にも複数出願しましたが、そちらはイタリア以上に出願が簡素化されており、オンライン出願自体は10分そこそこで終了した記憶があります。

私が進学するイタリア・ボローニャ大学 観光経済経営学専攻へ出願するにあたり、求められた書類は以下のとおりです。
※以下は2024年出願時点の情報です。ご自身で出願される際は必ず公式情報をご確認の上、準備されることを強くお勧めします。

  • 出願資格を証明する書類(学部の卒業証明書、成績証明書)

    • 私の出身大学は各種証明書を英語で発行していることもあり、翻訳等の手間は必要ありませんでした。もし翻訳等が必要であれば月単位の時間を要する可能性が高いため、早めの確認・準備をお勧めします。

  • CV(履歴書)、志望理由書(statement of purpose)

    • 出願サイトにフォーマットが添付されており、それに沿って内容を埋めて提出します。出願時点では最も準備に時間を要する書類です。

  • パスポートのコピー

  • 英語力証明(大学が受け入れるテストの証明書)

    • 個人差はあるかと思いますが、こちらも早めの準備をお勧めします。一般的に取得後2年以内の証明書を求められますが、出願先次第ではかなり昔(2年以上前)のものでもOK、または1年以内など直近でなければダメなど、様々な条件があります。

  • そのほか、出願先が求める書類(推薦状など)

    • 私の場合任意でしたが、合否判断の重要な材料となるため、時間に余裕があれば学部の教授などにお願いし、準備することをお勧めします。私はすべての出願先に提出しました。

準備にかける時間ですが、上記書類の準備に向けて、3ヶ月〜半年程度見積もる必要があるかと思います。

履歴書・志望理由書は限られた語数の中で「私が入学に相応しい人間である」「私がいかに入学先に貢献できる人間であるか」を主張する必要があり、英文添削を依頼する方を探したり、実際に添削と修正を重ねて納得のいく書類を作成するのにかなりの労力を要します。

また、テストとの相性など様々な要因があるものの、語学スコア取得も条件次第でかなりの時間を要します。
私の場合、社会人として働いている中での準備を進める必要があったことから、語学スコアは大学卒業時(=最も英語力が残っていると思われる時期)に取得し、そのスコアの範囲で進学先を検討しました。結果としてその判断は正解で、働きながら書類を作成し、かつテストの準備を進めるだけの余裕はなかったと思います。

出願準備のタイムラインをまとめると、簡潔に以下のような感じになります。
(奨学金については、また後日)

  • 2023年4月:英語テストスコア(IELTS)取得

  • (2023年6月〜11月:奨学金出願)

  • 2023年11月〜2024年2月:大学院出願書類準備

  • 2024年2月〜3月:出願

出願が完了し、合否が出るまで平均1ヶ月程度。あとは待つだけです。

合格するまで

合否の発表方法は大学によって様々ですが、ざっくりと以下のような感じです。

  • オランダの大学:メールに合格通知書が添付されて送られる。

    • 合否発表期日は明言されておらず、気がついたら通知が来てます。

  • ボローニャ(イタリアの)大学:学生用ポータルサイト(出願時に登録)に合否と全出願者の席次が発表される。

    • 出願日程(複数あります)ごとに合否発表期日が明言されています。

日本の大学のように、キャンパスで盛大に発表されるということはありません。
かなりあっさりしてます。

私はありがたいことに出願したすべての大学から合格(条件付き含む)をいただき、またオランダの大学からは奨学金付きのオファーもいただきました。
しかし、諸々の条件を勘案し、最終的には冒頭の通りイタリア・ボローニャ大学へ進学することしました(どういった決定要因があったのか、またの機会にお話ししたいと思います)。

これ以上書くと超大作になってしまうので、一旦ここで区切りたいと思います。

ここまで目を通していただきありがとうございました。
次に何をお伝えしようか検討中ではありますが、今の所、イタリアビザ申請についてまとめていきたいと思っております。
この情報を必要としている方に届いたら幸いです。

それでは、また。

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