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【読書感想】『二番目の悪者』



「他人の言葉に流されず、自分の目で見極める大切さを教えてくれる一冊」




作:林 木林
絵:庄野 ナホコ
出版社:小さい書房



👀 読書感想 👀


この絵本は、まるで本当に起こりそうなことが描かれているように感じました。

このお話は

 「これが全て作り話だと言いきれるだろうか?」

という言葉から始まります。

これには深い意味が込められていて、読んでいるといろいろ考えさせられます。

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金色のたてがみを持つライオンは、自分が一番カッコいいと思っていて、みんなからもそう思われたいと感じていました。

でも、新しい王様を決めるときが来たとき、彼は不安になります。

なぜなら、町の外れには銀色のたてがみを持つ優しいライオンがいるという噂が広まっていたからです。



金のライオンは、自分が王様にふさわしいと思っていましたが、銀のライオンが人気になるのが怖くて、彼の評判を落とすために嘘の噂を広めてしまいます。

しかし、その嘘がどんどん広がり、ついには銀のライオンの本当の姿が見えなくなるほどに。

果たして、新しい王様に選ばれたのは誰だったのでしょうか?

そして、その国の行く末はどうなってしまったのでしょうか?

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この話を読んで、金のライオンがなぜそんなことをしてしまったのか、とても考えさせられました。

彼の不安や焦りは、私たちも感じることがあると思います。

特別でありたいとか、誰かに認められたいという気持ちは、すごく共感できます。

でも、その気持ちが強すぎると、大事なことを見失ってしまうのだと、このお話を読んで改めて感じました。



そして、何よりもこのお話が教えてくれるのは、他の人が言うことをそのまま信じるのではなく、自分でちゃんと確かめることの大切さです。

SNSやネットで流れてくる情報はたくさんありますが、それが本当に正しいかどうか、自分で考えて判断することが大事です。

噂や表面的な情報に惑わされず、真実を見極める力を身につけることが、これからの私たちにはますます必要だと感じました。



この絵本は、リーダーを選ぶときに見た目やその時の人気だけで決めるべきではないことも教えてくれます。

本当の価値を見抜くことが大切だというメッセージが、しっかりと心に残りました。



ぜひ、みなさんもこの絵本を読んで、自分の目で見て、心で感じたことを大切にしてください。

そして、家族や友達と一緒に、このお話について話し合ってみてください。それが、きっと心に残る素敵な時間になると思います。


 この絵本を読んで、思いがけず自分自身のことを振り返るきっかけになりました。大人になると、他人の目や評価に左右されることが多くなりますが、この物語はそんな時に大切なことを思い出させてくれました。

 感想文を書きながら、自分の気持ちを整理する良い機会になりました。シンプルですが、この絵本には心に響くメッセージが詰まっています。皆さんもぜひ手に取って、感じたことを大切にしていただければと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



■ SNSでの感想





付録:その他のおすすめ感想文



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