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市民ランナーにお勧めするトレーニング管理手法(有料)

市民ランナーの多くは、いわゆる余暇時間をやり繰りし限られた僅かな時間でトレーニングに励んでいるのではないかと思われます。

(当方も以前、市民トライアスリートとして活動していた時にはサラリーマンとして某ナイキジャパンに勤めていましたので、非常に限られた時間の中でトレーニングに励んでいました。。。)

限られた時間の中でトレーニングすることを余儀なくされている市民ランナーの、特にウィークデイのトレーニングについては、出勤前、あるいは、帰宅後、場合によっては昼休みに「30分間から1時間程走って終わり」、しかも殆んど「毎日同じようなペースでのランニング」という内容が大半ではないかと推察されますが、Fosterは、このような単調なトレーニングを続けることでオーバートレーニング(症候群)を引き起こす可能性があることを示唆しています。

簡単にいえば、単調なトレーニング(例えば、毎日同じイージーペース、同じ運動継続時間でのランニング)を続けると、1回の「トレーニング負荷」が低くても生体にかかる負担度は大きくなる(いわゆる疲労が溜まりやすい)ということであり、単調なトレーニングを続けていると知らず知らずの間にオーバートレーニングに陥っていたりケガをしてしまうことも少なくないという訳です。

そこで、Fosterはトレーニング強度(RPE:主観的運動強度・・・文末参照)とトレーニング時間を乗じた指標を「トレーニング負荷」として捉え、そのトレーニング負荷の「単調さ」を評価するために「Monotony(単調性)」という指標を用いて生体負担度をモニタリングする手法を開発し、その手法の有効性を報告していますが、この手法は市民ランナーのトレーニングモニタリング・マネジメント手法として非常に優れているのではないかと考えられますので、その例を以下に紹介したいと思います。

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