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人生悩んだので、サハラ砂漠で考えた。

こんにちは、コロナウイルスで卒業旅行がなくなり激萎えの旅する麦わら帽子改め、やさぐれベレー帽です。

2年前、まだドイツの大学に留学していた時。まさに日本にいる同期は終活真っ盛り。明日は我が身、とドイツで怯えていた私。

理想的な暮らしを欧州で送っていた私、ストレスと不安で眠れぬ夜が続き、追い打ちをかけるように、持病によりドイツで手術と入院。

モロッコに行こう、サハラ砂漠で思考したい。

となり、手術後5日でドイツ人の友人と二人で、ラマダン最中の12日間のモロッコ縦断旅へ。かなりの貧乏旅行になることは予測済み、さあ行くぞ。

12日間の旅はなんやかんや、悩んでる暇などないぐらい刺激的で、知的好奇心を刺激されるものだった。

サハラ砂漠真っただ中では、サンテグジュペリの星の王子様が見た世界はこんなにも広くて、さぞ不安だったろう、と思いを馳せた。

そして、よくある感想だが、自分の悩みなど本当にちっぽけだと再確認できた。これを確認するためだけに、サハラ砂漠に来た甲斐があった。

もちろん、砂丘を見渡して、お~っとなっただけではない。

たくさんの人と会話をした。これは旅で一番大切にしていること。

「自分自身についてはかなり自明であり、客観的に人生を俯瞰できている、大丈夫。君ならどんな人生も自分のものにできる。」

サハラ砂漠麓の村、ハシルヴィット村の言葉に救われた。

結局、どこに行くかではななく、誰と出会うか。

その誰かに出会うために、旅をしなければならのだ。

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