不安障害・パニック障害と診断されるまで③

前回書かせていただいた4月末日に起こった出来事が強烈に残ってしまいました。
5月に入って初めての出勤日のことです。
朝出勤をしたのですが、不安と怖さがあり椅子の背もたれに背中をつけているだけでも、心臓が軽くドキドキしているのがわかりました。
そして8時30分から仕事が始まり少しすると、調子が悪くなってしまい3月以来の早退をさせてもらいました。
家に戻ると落ち着くのか、体調は戻りました。

そして次の日、またいつも通り出勤をして上司から大丈夫かと声をかけていただきまして、大丈夫ですと答えました。
その日は午前中は特に何も起こらず、昼休みも普通に過ごしたのですが、昼休憩明けから2時間ほど経過した時のことでした。
何か感覚的におかしくなってきたので、少しその場で休んでおりました。
ちなみに仕事内容は電話のオペレーターです。
20分から30分程するとおさまってきたので、電話に出ようと思って出た瞬間から息切れみたいな症状が出てしまい、うまく喋れなくなってしまいました。
すぐに誰かに代わってもらおうかと考えましたが、幸い短い通話時間でしたのでなんとか通話を終えることができました。
その後、上司に報告してその日はもう電話には出なくてもいいと言っていただきました。
この日は早退することもなく、普通に家に帰りました。

そして、ここからさらに深みにはまっていきます。
その日の晩のことでした。
いつもお風呂に入りながら歯磨きををするのですが、歯ブラシを口の中に入れた瞬間に軽い吐き気を覚えました。
そこからまた不安と恐怖感が出てきてしまいました。
次の日からは大型連休でしたが、色々なことが立て続けに起こったので、不安だらけでした。
結婚して家を出ている弟が1日だけ帰ってきたのですが、ここでも不安が出てしまい、ご飯食べられるかなと思ってしまいました。
案の定、以前の何もなかった時のようには食べられませんでした。
連休中も何か言葉では表せないような症状が何回か出てしまい、また家の中でも次第にご飯を食べるのが怖くなっていきました。

連休が明けてからは出勤しては早退をさせてもらう、もしくは休ませてもらうを繰り返すようになってしまいました。
2日続けて休ませてもらった際などは、近所に散歩に行こうと思い家を出たのですが、少し行ったところでこれ以上先に行ったら戻って来られるだろうかと言う不安が出てきて、さらに少し心臓がドキドキし怖くなって慌てて家に戻りました。

そして5月13日のことでした。
この日は朝から歩きに行って、不安もありながらもなんとか1時間ほど家の周りを歩けました。
調子が良くお昼ご飯も、珍しく普通に食べました。
ところが、お昼過ぎにお茶とお菓子を食べてから少しまたおかしい感覚に陥りました。
少し横になりマシになったかと思ったのですが、夕方ごろになり結構キツめの動悸が起こりました。
どうにかなってしまいそうで、本当に怖かったです。
実際には短い時間だったかもしれませんが、1時間以上そのような症状に襲われた感覚でした。

そこからまた怖くなってしまい、この頃からお風呂に入るのもご飯を食べるのも避けるようになっていきました。

そして上司から病院に行くように言われ、5月17日に精神科を初めて受診しました。
常日頃は、ほとんどがキャッシュレスの生活をしているので現金を持っていないため近所の郵便局にお金を引き出しに行かないといけなかったのですが、ここでも行けるだろうかと不安が出てきました。
結局ATMには行けず、家族にお金を借りて病院に行ったのですが、病院に行くのも不安と怖さが出てきてしまいました。
結局母親に付き添ってもらい、自転車で片道20分程の病院へ行きました。
初診ということもあり、医師に診察してもらうまでにスタッフの方から聞き取りみたいなものがあったのですが、緊張で軽い吐き気がありました。
その後診察だったのですが、診察待ちの段階で母は仕事のため先に帰りましたが、ここでもやはり1人で待っていられるだろうかとか診察が終わってから1人で家まで帰れるだろうかと言った不安・恐怖心が出てまいりました。
幸い診察が終わり何事もなく自転車で無事に家まで帰ることができました。

なお、診断は不安障害と軽度のパニック障害とのことでした。

本日はここまでとさせていただきます。

お読みいただきましてありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?