サブスクという名の未知への扉
個人的に「サブスクに登録する」という行為は未だに苦手である。
何が苦手かって、毎月数百円~数千円の金額がカードの明細に上ってくることが苦手なのだ。
それを想像するとどうしても怖くなってしまう。
カードの支払い多すぎて、明日をも生きていけぬ日が来たらどうしようとか。
ていうか、そんな事態になる前に、カード使えなくなるよね。
そしてなんだかんだ契約しちゃえば、そんなの気にならなくなっちゃうんだけどね。
そんな恐怖心があったから、サブスクを活用し始めたのも、5年前くらいからだった。
初めて登録したのが、友人から勧められた、Apple Musicのサブスク。
もうね、感動したこと、感動したこと!
iPhoneに入っている曲やアーティストから、似通った曲や人たちを教えてくれるし、色々なアーティストの曲をジャンルごとにまとめたものも転がっている。
好きな曲は気が狂うくらい繰り返し聞くけれど、なかなか新しいアーティストに出会う機会がなかった。
YouTubeでも上ってくるのは比較的似たような曲調のものや、ただ最近はやっている曲くらい。
それがApple Musicのサブスクで、様々なアーティストを知る事ができ、気になっていたジャンルにも気軽に手が伸ばせるようになった。
人が作り出すものはなんでもそうだけれど、本当に様々で多種多様な表現がある事を知る。
それからNetflixやHulu、Amazon Primeに登録していった遍歴になる。
(Huluはもう契約していないけどね)
初めてのドイツドラマも、初めての韓流ドラマもNetflixだった。
海外ドラマと言えば、基本英語圏のものしか見たことがなかったけれど、英語でも日本語でもない言語で、英語圏でも日本のそれでもない文化を垣間見るのは楽しかった。
気軽に手を出せる、それがわたしにとってのこれらの強みだった。
やっぱり好きなものは偏るけれど、それでも、試してみようと思って試せる環境だからこそ、視野が広がる。
「こんな素晴らしいものを作る人たちがいるんだ!」
軽く伸ばした手の先で、まだ未知だったものに触れる。
そうして知ったことが、またこの上なく輝いてみえるのだ。
おしまい
頂いたサポートは、note記事へ反映させます! そしてそのサポートから、誰かとの輪が繋がり広がりますように...