見出し画像

クレヨンしんちゃんの動画を見て声優界を思う

突然昨日のYouTubeのおすすめに割り込んできたこの動画。
まだ小さかった頃に見ていたはずのクレヨンしんちゃん。
その映画の中でも、異彩を放っており、トラウマ的な印象を残していたのがこのヘンダーランドだった。

何が印象的だったかって、お話も少しダークファンタジーチックだった気がするのだけれど、それよりもこの「オカマの魔女」ことマカオとジョマの存在感が異様だったことだ。

この動画、8分強とそこそこ長いのだけれど、とりあえず、名シーン。
野原家がマカオとジョマと対決して、この悪役二人が美しく散っていくシーンを良い感じにカットしながらまとめている。

色々と身振り手振りも衝撃的だったのだけれど、何より、今現在見てみて、声優さんが豪華だったことに驚愕している。

大塚芳忠さんは言わずもがな、声優界では有名な人で、人気アニメでも声を当てているキャラクターは多い。

一方、田中秀幸氏も、少し前の作品にはなるが、出演しているし、どちらかというと吹き替えでの活躍も多い。

そんな二人が妙に色つやのある声で、マカオとジョマをやっていた。
興味がない人から見たら、どうってことないのだけれど、最近こういう発見が多い。

子供の頃見ていたアニメの声優さんたちがどれだけ豪華だったか、ということ(例えば忍たま乱太郎とか...)。

そして気付けば、よく聞いていた声優さんがどんどん逝去されていっていたりとか。

今でこそ、アニメはサブカルの中で大きな地位を占め、年齢関係なく楽しめるジャンルとなっている。
けれど、わたしが小さかった頃は、大人向けのアニメもあったけれど、やはり、大衆娯楽という分野にはまだ手が届かず、「ニッチなジャンル」に近しい位置にいた。
そんな分野で声優をやっていくのは大変だろうし、お金の発生も少ないのではないだろうかと、当時苦労していたと言っていた声優さんの話を聞いたことがある。

それでもめげず諦めず、声での演技に磨きをかけ、そうして今の声優業界があるのではないだろうか。
アニメでの演技と映画吹き替えでの演技は全く異なる物らしい。そんな難しいはざまでも、声の仕事をしている彼らは、本当に素晴らしい役者さんたちだと思う。
声だけの演技で人を魅了する声優さんたちがわたしは好きだし、これからも様々な映画やアニメをクリエーターさん達と共に支えていってほしい。

目ではなく、耳で楽しめるというのは、人間の娯楽の幅を広げていく。
そしてそのために、感性や表現力がまた高められていくというのも、芸術の一種に入っていくのではないだろうかと思うのだった。

ちなみに見た目がドストライクな声優さんは大塚明夫さんです。

おしまい

頂いたサポートは、note記事へ反映させます! そしてそのサポートから、誰かとの輪が繋がり広がりますように...