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【Drama】真心を君に:Good Witch

こんばんは。ようやくコーヒーの粉のリフィルができたあきるです。
イタリアンローストからコロンビアへ。
全然香りも味も、ましてやパンチも違うから、「味わう」って楽しい。

Netflixのアルゴリズムに毎回やられてマイリストがどんどん増えていくわけなのですが、そんな膨大なお気に入りを散策するのが最近は楽しいのです。
気になるものがあれば即マイリストへ。
けれど結局見るのは王道のアニメやドラマからで、映画は最近なかなかみないんですけれどね。

そんな膨大なマイリストを作りはしましたが、やっぱり見る時の気分ってあるじゃないですか。
凄い気分いいからホラーとか(わたしだけ?)、落ち込んでるからサスペンスとか(これもわたしだけ?)、突然思い立って長編ものの海外ドラマ見始めたりとか。

ちょっと前に気になってマイリストに入れてはいたものの、なかなか見る気にならなかった海外ドラマを、ここ最近になって見始めました。

それが「グッド・ウィッチ」

2015年から続いているヒューマンドラマで、さすが、ホールマークチャンネル。ストーリーがとってもほっこりします。
現在はシーズン5まであるそうで、Netflixではこのシーズン5まで一気に配信してくれています。

まだシーズン1しか見終えていないですが、群像劇に近いドラマとなっています。
ミドルトンという、恐らく東海岸あたりのちょっと素敵な田舎町が舞台。
この町にはグレイ・ハウスという美しい洋館に、キャシーという勘の強い女性が、素敵な子供達と一緒に住んでいます。そしてそのお隣に、ニューヨークから引っ越してきたシングルファーザーのサムと息子のニックが住み始める場面から物語は始まっていきます。

正直、1,2話あたりでは、ぐっと引き込まれるようなストーリーではありませんでした。アメリカの田舎町の日常。うんうん、ありそうだね。カンザス!ドロシー!いや、これは単なる偏見ですけれども。

けれど、回を追うごとに、キャラクターの人となりが見えてきます。
そして彼らが様々な葛藤を、キャシーのちょっとした尽力で乗り越えていく姿を見ていると、もう感動してしまって!
気がついたら、凄い勢いでシーズン1を見終わっていました。

タイトルに「ウィッチ」と入っているように、キャシーは魔女のような位置づけになっています。けれど、ハリー・ポッターなどに出てくる魔女ではなく、あくまで「普通の人よりも勘が鋭い人」として描かれています。

そんなキャシーの人々へ使う魔法はとっても些細。
小さな小さな魔法の積み重ねが、その人を大きな魔法による奇跡へと導いていく。そんな印象でした。

ストーリーの組み立てもよいのですが、キャラクターのしっかりとした作り込みもまた素敵なんです。

強がるニックや人を振り回すアビゲイルは、初見では「なんなの、お前ら!」っていう思いが出てきますが、だんだんと彼らが背負っている背景や考えがちらちらと描き出されることで、憎めないキャラクターへと変貌していきます。
シーズン中盤あたりで出てくるキャシーのいとこのアビゲイル。
ぶんぶん人々を振り回しますが、なんだかんだで憎めなくなっていくし、ちょっと信頼しちゃえるから不思議。

ミドルトンという小さな町で大切なものや人たちを大事に愛でながら、丁寧に生きているキャシー。
冒頭から寡婦という設定で始まりますが、今の人となりになるまでにはきっと、様々なことがあったのだろうなと思わせるシーンも多々ありました。

最近noteで「ゆたかさって何だろう」というコンテストが始まりました。
わたしが思うに、「ゆたか」であることって、きっと相対的ではなく、絶対的なんだと思うんです。相対的なのは「恵まれている」ということ。
絶対的な「ゆたかさ」を持っていても、多分本人はそれに気づいていない。周りの人が見て、その人を「ゆたかな人だな」って思うのではないでしょうか。

愛に満ち溢れ、素直な姿勢でいるキャシー。
きっとミドルトンの人たちもわたしと同様、「彼女はゆたかな人だな」って思っているんじゃないかな。

こんな昨今だからこそ、心に滲みるドラマを見れてよかったです。
ヒューマンドラマなので、家族で見てもきっと楽しいです。

がしかし、大人になると、様々な障害やしがらみが多くて、恋愛は一進一退で進まないね!どうなるのよ、大人の三角関係!
(子供も三角関係になってるけどもさ!なんていう脚本だ!)

おしまい

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