見出し画像

雑談から開く、他人という扉

朝、出勤して席についてPCを起動させていると、右隣の坂本さんが「雑談なんですけど」と声をかけてきた。

坂本さんとは所属しているシステム別のチームは違えど、大枠のプロジェクトは同じ所属となっている。
だから連携のため、仕事のことで話しをすることはあるし、ランチ時にちょっとした雑談をすることもある。

そんな坂本さんと朝から会話したのは、

「スコーンに入れるなら、何を入れますか?」

という題材。

スコーンなんて、大学の学祭で作って以来、作っていない。
ていうか、そもそも自炊はすれど、料理は得意ではない。

大学の時に作った、バナナ救済スコーンの話をしたら、バナナは盲点!と律儀にメモを取っていた。
あんな質問をしてくるからには、以前何か作ったのかと聞くと、色々なドライフルーツを入れてスコーンを作ったことがあるらしい。
写真を見せてもらったが、ちゃんとしたスコーンでおいしそうだった。
(ちなみに坂本さんは、20代半ばの男性である)

以前、持病があって太りやすいから、栄養食品を食べる森田さんの話を書いた。

森田さんともその後、色々とおしゃべりをして、色々な趣味や北欧が好きでフィンランドに行ったことがある話などを聞いた。

転職してからまだ2年目なので、サンプルの母体数が少ないのだけれど、今のところ、参画したプロジェクトのメンバーは大体口下手な人が多くて、雑談をすることが少ない。

そんな中、今回の森田さんや坂本さんのように、意外な一面が見える雑談が出来ることはとても新鮮だし、やはり、そのあと、事後との件などで話しやすくなるというメリットもあったりする。

っていうメリットとかはほぼ体裁なのだけれど、くっちゃべっていて思ったのは、やはりわたしは人と会話するのが好きなのだ。
その人の、まだ知らない面を知っていくのが楽しいのだ。

こんな人もいるんだ。

こんなことできる人もいるんだ。

そんな、知らない世界の扉を開けるような感覚。
そして自分との共通点を見つけつつも、違う側面からの視点も得られる事。

なんだかんだで、わたしは他者に興味があるのだなと感じる昨今だった。

おしまい

頂いたサポートは、note記事へ反映させます! そしてそのサポートから、誰かとの輪が繋がり広がりますように...