見出し画像

愛着(アタッチメント)から考える安全基地の大切さ

親からの『呪い』を『祝い』に変えて、あなただけのマンダラ創りをサポートしているハカセです(^^)
今回は、愛着理論で言われている『安全基地』の大切さについて、あなたと共有したいと想います(^^)

結論から言うと、健全な人間関係や、レジリエンス(ココロの回復力)において、安全基地は必須です。
安定した愛着があると、自己肯定感、感情やストレスと向き合える、人生に対して深い信頼ができるようになる等々があるからです。

それで、『愛着』というものがどのようなものなのか、ダニエル・シーゲルさんの著作『愛着の子育て』を参考にして、一緒に考えていきたいと想います。

そもそも愛着とは何でしょうか?
愛着とは幼い子供の頃の親との確かな強い絆というのがわかりやすい説明かなと想います。
そして、愛着形成の裏付けして、脳科学、神経生物学、進化論などが土台としてあります。

では、確かな強い絆とはどのようにして、創られていくのでしょうか?
この本の中でシーゲルさんは4つのSということを提唱しています。
それは
1、安全であること(Safe)
2、見守られていること(Seen)
3、なだめられていること(Soothed)
4、安心していること(Secure)

という4つです。

そして、この4つが揃うことで、愛着理論が提唱する『安全基地』が出来上がるのです。
つまり、『安全基地』とは、親が見守ってくれていれ、心身共に危険がなく安全で、何かあった時に自分に寄り添ってくれ、自分の傷つきや行動の背景をきちんとわかってくれる、と子供が感じられる場所や空間や居場所や人があるということです。

反対に何かあなたが行動を起こしたとき、それを否定されたり、親が想う正しさに正そうとされたり、無関心だったり、説教や体罰があると、この安全基地は出来上がりません。
安全基地がなければ、あなたは安心・安全感を感じられず、いつもおびえていたり、傷ついたらどうしよう…失敗したらどうしよう…と不安がつきまとったり、誰も自分の事をわかってくれない!と人が信頼できなくなります。
私はこの安全基地のなさが親からの呪いの1つだと想っています。

そして、愛着のパターンには大きく2つ、『安定型愛着』と『不安定型愛着』があります。
『安定型愛着』は、親がきちんと子供が安心安全だと感じられる環境や関りをすることによって、育まれます。
反対に『不安定型愛着』のパターンは、親が気分によってコロコロと言う事を変えたり(機嫌がいい時はしていいよと言ったのに、機嫌が悪い時にはそれやっちゃだめでしょ!と言ったりする)、子供がやったこと言ったことに恥をかかせたり、あなたにはできるわけないでしょ、あなたが想うほど現実は優しくないし厳しいモノなの、どうせ口だけでしょ、といったように子供を否定したりという関わり合い方が続くと、出来上がります。

しかし、この『不安定型愛着』を、あなたがあなた自身の身を護るために身に着けたとしても、いつからでも、あなたは安定型の愛着を新しく創ることができるのです。
それが『獲得型安定型愛着』と言われるものです。

つまり、あなたがどのような親に育てられたとしても、今からでもあなたはあなたの中に安全基地を創り、自信を持ち、新しいことにチャレンジできるようになり、健全で確かなつながりを感じられる絆を築くことができるのです!
なんと希望と救いにあふれてることだろうと想います。

あなたが安全感や自己肯定感のなさ、誰かと健全で確かなつながりや絆や関係性を構築できないのは、あなた自身が不安定型愛着のパターンを持っているからもしれません。
そして、あなたが安心感、自己肯定感を持ちたかったり、誰かと健全で確かなつながりや絆や関係性を構築したいと想うのなら、ぜひともカウンセリングやセラピーを受け、安定型の愛着を再形成し、あなた自身の中に安全基地を創ることを、一緒にしていきませんか?


個人セッションの申し込み・お問い合わせはこちらから
https://lin.ee/fyl1URu

セラピスト・カウンセラーになりたい方・ブラッシュアップしたい方向けの講座の申し込み・お問い合わせはこちらから
https://lin.ee/QoDPHf35


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?