機械系技術者として読んだ書籍②大学入試編

書き始めたら前段階だけで長くなってしまい、そのあと風邪ひいたり出張出張で忙しかったりしてしまいました。書籍紹介をしていきたいと思います。今回は東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻を受験したときの本を紹介します。

大学学部~大学院入試

東京大学の大学院入試において機械系の人は必ず持つべきとされている本です。確かに一冊あればってぐらいの網羅度を誇りました。内部性はこれと講義の資料があればまず大丈夫だろうってほどです。

JSMEシリーズの教科書。伝熱工学と材料力学を代表例として載せています。日本機械学会が出しているのにもかかわらずかなり易し目に書かれているので学生や企業内での勉強会にもぴったりです。機械学会は歴史があるのもあって易しく説明するというのにも力を入れているのがいいですね。機械工学は工業高専などもあって教育に力を入れられています。あ、でも東大の講義はこれらの本ではありませんでしたし、自分の研究室としては伝熱工学は下記の本を推奨しなくてはなりません。


数学は大学院入試用にこの一冊を買いました。結果は良かったと思います。私は講義の時に複素関数やフーリエ解析、線形代数、微分方程式と個別で教材を購入して持っていたのですが、一冊でというならいいと思います。

東大機械の入試は4力学だけでなく制御論もでます。いわゆる古典制御理論の分野です。講義で使った上の本を使用していました。現代制御論は絶対に出ないとも言えないので、一応講義のノートを見返していました。

サイエンス寄り

ここからは機械系エンジニアとしては蛇足の域ですが、理学系の人は必須かもしれないやつですかね。東大生は教養課程があるので、こういう系も通ってきてから工学部へ進学しています。サイエンスとしての深みにはまりたい人はどうぞ。


まとめ

 いろいろ紹介しましたが、学部生や修士学生にとっては教科書は講義にあった書籍を用いるのが、まあ一番だと思います。大学の講義の内容って大学の先生それぞれだしね。でもそれだけじゃ足りないよねって人とか、自分にはついていくのが難しいなって人はJSMEの教科書がお勧めです。

上の本らは大学院入試向けってことで紹介しましたが、私が社会人になってからもたまに見返したり利用している本たちです。結構社会人になってからも設計するときや何かの資格試験のときとかに見たくなることがあります。そういう意味で持っていて損しなかった本でした。

次回は社会人になってからの書籍を紹介します。

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